図書オモイ ハルカ カエラヌ ヒト オ000058765

想い遙か還らぬ人を

サブタイトル1~10
沖縄県遺族の戦争体験記
編著者名
若夏社 編
出版者
沖縄県遺族連合会婦人部
出版年月
1983年(昭和58年)6月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
223p
ISBN
NDC(分類)
916
請求記号
916/W24
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

祝辞(沖縄県遺族連合会会長・津嘉山朝信)
祝辞にかえて(財団法人日本遺族会副会長・婦人部長・中井澄子)
発刊のことば(沖縄県遺族連合会婦人部長・伊野波弘子)
プロローグ
沖縄戦の諸相
戦争体験記その一(『想い遙か還らぬ人を』より)
墓の中での避難生活(吉本シゲ)
イモを植え首里、那覇に売り歩く(玉城末)
突然目の前に米兵が……(徳里タケ)
戦時中の厄じらみ(比嘉栄子)
栄養失調で歩けなくなった次男(伊野前和子)
奥間部落でマラリアが大流行(照屋美代)
母校辺土名小学校に勤務する(安里米)
パラオ群島アンガウル島で戦火にまきこまれる(津波古豊)
舅・姑・母と共に戦中戦後の長い道(新垣房子)
長男は戦死、私は防衛召集で捕虜(比嘉清昌)
越来村で幼稚園の先生として再出発(仲村ツル)
残された子供六人、姑と苦境をのり越える(幸地ヨシ)
手榴弾故障で自決失敗(赤嶺保信)
主人の思い出と戦後のこと(銘苅幸江)
長男宗慶のこと(中村亀一)
熊本から帰り軍作業で一家支える(島袋ナヘ)
我が子との永遠の別れ(友寄澄子)
ギザバンタで夫の魂をまねく(比嘉ハル子)
六人の子供かかえ戦後生き抜く(島添光子)
小学校六年からアルバイトで生活を助ける(豊村良功)
北支で負傷した夫は沖縄で病没(兼城シズ)
六人の幼な子と共に墓地で捕虜に(比嘉ヨシ)
聖書のみ言葉に支えられて(呉屋峯)
長男康彦、暗号隊で切り込みに参加(上原健明)
玉城村冨里の収容先で三男を出生(新垣艶子)
久志村三原で命の恩人と出会う(当銘カメ子)
金武村古知屋に逃れて(田本成子)
家族五人で宮崎県へ強制疎開(上原きみ)
親子三人、友軍に壕追い出され(具志堅ツネ)
いのしし狩りの思い出(内原ツル)
姑に励まされ、洋裁で一人息子を育てる(友利トシ)
切り倒されたキビで酒を造る(平良タケ)
 
戦争体験記その二(『還らぬ人とともに』より)
三度目の召集、沖縄戦で死んだ夫(義田千代)
半身不随の祖父と赤子抱え山中へ避難(河野ノブ)
那覇商業学校通信隊員だった息子(川田林栄)
戦争すんでもマラリアの恐怖(瀬名波初)
戦後子どもたちを心の支えに(安座間栄子)
ソテツと野草で命をつなぐ(島マス)
父と兄の戦死と遺骨収集(大城勲)
テニアン島を追われて北谷へ帰る(照屋秀)
金武から久志、羽地を逃げまわって(赤田サダ)
魚類、海産物の行商を続ける(嵩原ハツエ)
「戦果」に行き九死に一生を得る(仲宗根義尚)
農業と教職の二足のわらじをはく(新垣曽用)
摩文仁に散った息子と恩納岳での避難生活(津嘉山朝信)
臨月の体で戦場徘徊(平安座トシ)
花嫁移民でフィリッピンへ(小橋川苗)
島袋部落で牛小屋生活(大城ヒデ)
フィリッピンからの一時帰国で戦火にまきこまれる(嶺井壽昌)
息子は女装して共に生きのびる(奥間ツル)
 
詩歌
三十周年記念誌に寄す(伊野波弘子)
ひめゆりの乙女たち展・戦争の思ひ出(野村ハツ子)
母心(グクル)・親父想影(ウヤヌウムカジ)(平安座トシ)
みるく世(具志文)
戦世(ユ)ぬ嵐(金城善徳)
戦場を恨む母(仲栄真ウシ)
私の戦後(山城ミエ)
父よあなたは十字星(仲里朝祥)
肉魂の島(大城次雄)
 
資料
遺言書
日本遺族会徳永事務局長の沖縄訪問記「沖縄に使いして」
昭和56年全国戦没者遺族代表者会議意見発表(沖縄県代表・照屋秀)
編集後記