図書イチジク ノ ハナ000058642

無花果の花

サブタイトル1~10
伯耆国八橋郡亀谷村・向遠藤家覚書
編著者名
遠藤 義人 著者
出版者
北斗書房
出版年月
2014年(平成26年)5月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
594p
ISBN
NDC(分類)
289
請求記号
289/E59
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
参考文献、関係資料、年表あり。
和書 展示資料
目次

目次
第1章 亀谷の生家と決別
家屋解体・屋敷処分
土埃と断末魔の叫び
退職前年、母が死去

第2章「向遠藤」のルーツ
七百年前に亀谷定住
「大庄屋」から「給人」へ
太一兵衛忠房から46代?

第3章 惣市、寺子屋を開く
絶家のあとに再度分家
寺子屋が亀谷学校に
子宝に恵まれた萬蔵
三吉、成器学園創設
百周年式典の鏡開き

第4章 きくえ「貧乏くじ」
四女に跡継ぎ命じる
8人姉妹が辿った人生
きくえ37歳で協議離婚

第5章 正義、束の間の幸せ
軍事教練と農作業
授業料払えず借金
進学諦め家業に励む
徴兵検査甲種で輜重兵
松江連隊に2か月入営
戦雲急を告げるなか、結婚
二・二六戒厳令下、義人誕生
正義に深夜の「赤紙」

第6章 輜重兵の464日
行軍の果てに戦病死
神戸出航、大沽へ上陸
唐官屯に妻の第1便
黄河北岸で6日間待機
渡河、南留で40日宿営
曲阜の孔子廟を拝観
台児荘で弾雨の中を輸送
弾薬箱が足の指に落下
チブス、コレラの予防注射
青島で小休止、揚子江へ
敵弾が船直撃、、戦友死傷
体力消耗し、歩行困難
罹病者が戦死傷上回る

第7章 戦時下の遺家族
気丈な母きくえ号泣
君子が向遠藤跡継ぎ?
子、孫への「悲しみの果実」
正義の形見・養蚕場倒壊寸前
喉通らぬ「おやき」朝食
崎蔵ジイの時代小説愛読
疎開の友だちと交流

第8章 「記者になりたい」
墨塗って教科書隠す
宮子、実家へ帰って再婚
青バット・大下弘に熱中
学校新聞班と生徒会活動
田の草取り・肥だご担ぎ
己の「憧れ」に固執

第9章 祖母の願い・孫の夢
「解析の単位要らない」
勉強放棄し小説の真似事
祖母説得で一芝居
半年で天理大を退学

第10章 同志社と「SIF」
米飯券で食費節約
家庭教師4組11人
英文誌「J・S」編集
英文レポートと格闘
貧乏学生の出納帳
就職活動背水の陣
3大新聞一次パス
最後の大阪読売に内定
無言で見送ったきくえ

第11章 記者生活スタート
「結婚など考えるな」
第一歩は社会部内勤
初めての特集記事
「鬼デスク」伝説
「後追い取材」の屈辱
きくえ、結婚を許す
挙式前に連続放火事件
長男・元が誕生
事件記者の仲間入り
若手の二課避け三課へ

第12章 波乱の鉄道担当時代
「青灯クラブ」に4年
ダイヤ改正で除名
祖母死去、立が誕生
南海大事故相次ぐ
悔い残る立の「災厄」
タクシー冷房料金騒動
日航の米国招待飛行

第13章 遊軍記者の10年間
万博・公害・住民運動
連載「われらヤドカリ」
革新府政・近畿再開発
「人間の世紀をめざして」
「小説の四季」出張
新幹線の功罪取材
犯罪被害者補償先取り
社会部新体制に移行
サブ・デスクの日々

第14章 父の行軍経路を辿る
奈良支局へ転出
地方部内勤デスク
問題職場の校閲部へ
新聞精読・記事審査
社史編集と震災記録
定年自由人の毎日
父の足跡探しに取り組む
「最後の地」合肥訪問
岩波『定年後』とHP

あとがき
参考文献
執筆・投稿・寄稿など関係資料
年表