数學千一夜

戰爭と數學
一　ナポレオン時代
二　砲術と數學
三　二人の從軍數學者
四　戰場の夢
日本數學史
人を食つた珍問
一　狸の腹づつみ
二　達磨さんの屁
三　つぶした肝の數
四　乙姫樣の誕生日
五　釋迦と觀音の角力
六　天狗熊算
七　油をしぼる
八　色と食と禮
富籖の數學
數學に於ける全體主義
入學試驗不合格の大天才
一　成績不良な二人の數學者
二　落第また落第
三　頭がよすぎて落第
數學的思考と算術學習
數學のルネッサンス
數學のモダン性と高等數學の大衆化
數學敎育のロマンスと文學
一　細君敎育
二　感情と虛榮心
三　分數と林檎
四　圓とは丸いもんぢゃ
五　幾何學的倫理學
六　信心と數學
近代の美術と數學
一　萬能天才の師弟
二　數學と藝術と技術
三　ヴィーナスと近代精神
四　遠近法硏究の光景
五　近代の『まなこ』
六　平面よりも立體
數學の藝術性
一　脫帽したら國歌？
二　音樂と數學者
三　ヴァグネルのまどろみ
四　想像の外套
五　眞理の美
六　詩の精神
詩で書いた數學
一　合計とは加へることなり
二　三十一桁の詩
三　みそひと文字
四　漢詩で書いた問題
五　詩と形式化
數學と語學物語
一　語學の天才と數學者
二　論理計算學
三　修辭代數學
四　あり難いお經
五　酒を呑むのは豪傑？
六　貧乏暇なし
數と形の神祕思想（西洋の卷）
一　天體の音樂
二　中世の寺院數學
三　無から有を作る神樣
四　二進法の神祕
五　ケプレルの正多面體の迷信
六　フレーベルの恩物
數と形の迷信物語（支那の卷）
一　ネイピアの分銅
二　「キング」の懸賞問題
三　女と男
四　八卦と數學
五　ひのえうまと午前午後
六　龜の甲と魔方陣
七　萬物の圓德
數學につきまとふ迷信（日本の卷）
一　鬼を封じ込んだ晴明
二　數學と占ひとの因緣
三　數學萬能藥の迷信
四　人を笑はす術
五　妹尾兼康の功績
二月はなぜ二十八日か
一　誕生日
二　祭日
三　統計盡く信ぜば？
四　パヴロフのお祭り
五　『第十月』が十二月
六　閏月と閏日
七　共和曆
『算術』級數と『幾何』級數物語（級數漫談の一）
一　アポロンの祭壇
二　『諸行無常』級數
禁酒級數（級數漫談の二）
一　酒級數
二　禁酒級數
ランニングと級數（級數漫談の三）
一　兎龜算
二　眼をまはすスプリンター
調和の數理
一　かねは上野か
二　數理と偶然
三　おたまじやくし級數？
四　立方體の神祕
五　完全比例
六　婚禮の數
七　調和列點と球面鏡
八　宇宙の調和
黄金の比例
一　眼で考へる
二　美＝比例
三　子供のギリシャ人
四　梅・櫻・桔梗
五　５の神祕
六　『神の比率』
七　人間ばなれの寸法
理屈と實際（一）
一　人口問題と荷車問題
二　船が山へ上る
三　ムダ時間數學
四　うんざりする
五　兩替へ代數
理屈と實際（二）
一　薩摩の守たゞ飮み
二　相場買ひ
三　正比例・反比例
四　部分は全體に等しい
五　不生と不滅
六　自然現象と數學
理屈と實際（三）
一　無限の手品
二　眼をまはす
三　ハンディキャップ
四　生と死――飛ぶ矢は飛ばず
五　傳記の完成
六　無限𢌞轉
七　人口と食料との級數
八　マルサスと進化論
或る公式たちのロマンス
一　入口と中
二　錢の表と裏
三　對角線の表
四　メンデリズム
五　源氏香
六　すごろくの場合