アメリカの日本占領
目次省略
はじめに
序章 占領の国際法的枠組み
一. 占領政策の決定
二. 占領の国際法的枠組み
第一章 米占領軍の日本進駐
第二章 占領方式と米ソ関係
第三章 全面展開する初期占領政策(非軍事化、急進的民主化、賠償、農地改革)
一. 占領軍の体制
二. 武装解除の完了と海外からの引揚げ、特に中国の状況
三. 出揃う民主化諸指令
四. 財閥解体、賠償、農地改革、労働組合
第四章 米国戦略爆撃調査団と米原爆効果調査団
一. 米国戦略爆撃調査団
二. 米原爆効果調査団
第五章 精神的武装解除(WGIP、教育改革、天皇の人間宣言)
一. 「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」
二. アメリカ流の教育改革
三. 天皇の人間宣言と戦争責任の排除
第六章 冷戦化する国際情勢(一九四五年一〇月~一九四六年)
第七章一九四六年(春以降)の憲法改正と占領下情勢
一. 占領軍が強制する憲法改正
二. 激動する占領下情勢
三. 成立する憲法改正
第八章 戦犯裁判(米軍マニラ軍事法廷、極東国際軍事裁判、BC級戦犯裁判)
一. 「マッカーサー復讐劇」の米軍マニラ裁判
二. 新しく創られた国際軍事裁判の枠組み
三. 「勝者の裁き」東京裁判
四. BC級戦犯裁判
第九章 検閲と「焚書」
一. 検閲
二. 日本図書の「焚書」
第一〇章 米占領軍の諸相(マッカーサー、GHQ、占領軍兵士)
一. マッカーサー
二. GHQのメンバーと米占領軍の日本観
三. 特権階級の占領軍
第一一章 米国における冷戦戦略への傾斜と占領政策の批判(一九四七年)
一. ゼネスト中止指令、新憲法施行、社会党政権
二. ソ連「封じ込め」への米国対外政策の変化
三. 対日占領政策への批判と講和条約予備会議の頓挫
第一二章 米国対日占領政策の転換(一九四八年)
一. 米国の対日方針修正への動き
二. 片山内閣から芦田内閣へ
三. マッカーサーの大統領の夢挫折
四. 「改革から復興へ」の対日占領政策転換と第二次吉田政権
第一三章 米国アジア政策の見直し(一九四九年)
一. 「ドッジ・ラインと日本の混乱
二. ドイツ占領政策の一段落と中国共産党政権の成立
三. 米国の対日講和再始動と東アジア政策再修正
第一四章 朝鮮戦争と講和条約への道(一九五〇年)
一. 米国アジア政策の硬化とダレスの登場
二. 東アジア情勢を急変させた朝鮮戦争
第一五章 講和条約による占領の終了、独立(一九五一年~)
一. 講和条件の詰めとマッカーサーの解任
二.占領の終了、日本の独立
あとがき
占領関係年表
主要参考文献