図書目録コドモ タチ ニ ツタエタイ ニホン ノ センソウ資料番号:000058467

子供たちに伝えたい日本の戦争

サブタイトル
;1894~1945年 あのときなぜ戦ったのか
編著者名
皿木 喜久 著
出版者
産経新聞出版
出版年月
2014年(平成26年)7月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
246p
ISBN
NDC(分類)
210.6
請求記号
210.6/Sa69
保管場所
閉架一般
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

はしがき 日本はなぜ戦ったのか
第1章 日清戦争の勝利と臥薪嘗胆
李朝の近代化を求め清国と対立▸壬午の軍乱から東学党の乱へ
清国・李鴻章の派兵に対抗▸きっかけは東学党の乱鎮圧
老大国と新生国の士気の違い▸日清戦争、即座に決着
日本のシステムを押しっけず▸「ひらめの目」で台湾統治
ロシアの狙いは遼東半島▸三国干渉に「臥薪嘗胆」
 
第2章 日露戦争早期講和の功罪
日本の生命線・満州に居座る▸義和団の「招かざる客」ロシア
日英同盟はロシアへの対抗措置▸桂・小村が元老押し切る
撤退を破棄、ロシアが「一線」越える▸日露ついに開戦
批判に耐え旅順を落とす▸浪花節のヒーロー乃木将軍
満州の寒さと病気を克服▸奉天の総力戦に勝ち抜く
対馬海峡でじっと待つ作戦▸ロシア・バルチック艦隊を撃破
日本は疲弊しきっていた▸ポーツマス決裂寸前に賠償金放棄
日比谷公園で国民の不満爆発▸賠償金とれず、暴動に発展
 
第3章 第一次世界大戦と軍縮の時代
日露戦争の名宰相も退場▸「明治」の終焉と大正政変
日英同盟に基づき対独宣戦▸東洋にも欧州大戦の波
日本には天佑だった世界大戦▸株に踊り、好景気に酔う
ロシア革命の波及に恐怖感▸シベリア出兵で「緩衝地帯」作り
米騒動は原敬内閣を生んだ▸「政党でないと抑えきれない」
藩閥・軍閥の押さえ込みならず▸原敬首相暗殺の波紋
軍の近代化を果たせぬまま▸米国の主導で進んだ軍縮
「反米」を決定づけた排日移民法▸切腹して抗議した男も
 
第4章 満州進出と日中戦争
日本人の生命、安全を守る▸「北伐」で起こした済南事件
本当に関東軍の仕業だったか▸「張作霖爆殺」浮かぶ異論
ソ連が進出すれば国益を失う▸危機意識が招いた満州事変
涙を呑んで「領有」を断念▸満州国建設で国際連盟脱退
双方の強硬論が事件を拡大▸盧溝橋の1発で日中衝突
日本人二百数十人殺害される▸通州事件で戦火は拡大
指揮官遁走で中国兵は混乱▸南京事件、市民の被害はゼロ?
「国民政府を相手とせず」の声明▸和平の道を断ち泥沼化
 
第5章 軍部強硬派の台頭と外交の蹉跌
農民も加わった五・一五事件▸政治テロが「義挙」に
背景に皇道派と統制派の争い▸焦りが招いた二・二六事件
天皇の対応を読み違える▸叛乱軍に武力鎮圧の命令
新たな「国境」を守るため▸ノモンハン、双方に多大な被害
必要な資源求め南進政策決定▸「援蒋ルート」断つ狙いも
米国を読み違えた三国同盟▸松岡洋右「一生の不覚」と涙
石油の安定確保へ南部仏印進駐▸米は禁輸、資産凍結の制裁
米は「裏口からの参戦」を図った▸ハル・ノートは最後通牒
 
第6章 米英との戦いドミノ式に戦線拡大
奇襲で米の士気失わせる作戦▸真珠湾攻撃の成功と誤算
英領シンガポールを落とすため▸最強艦沈めたマレー沖海戦
最大の目的は石油だった▸電撃的進軍、シンガポール陥落
「親日」現地人が助けてくれた▸1カ月足らずで蘭印を攻略
暗号読まれ「おびき寄せ」裏目▸ミッドウェーで一瞬の暗転
南の島で飢えと疫病に苦しむ▸ガダルカナル奪還できず
英軍のインドくぎ付け狙ったが▸インパール作戦、悲惨な退却
無敵「連合艦隊」も後退▸最後の砦・サイパン陥落
栗田艦隊「痛恨の反転」▸レイテ湾「殴り込み」できず
 
第7章 悲壮な戦いと結末
特攻隊、沖縄戦で次々と体当たり▸米軍は畏怖と敬意抱く
空襲、原爆投下…米は無差別殺戮▸大統領も「抹殺発言」
分け前にありつくために参戦▸中立条約踏みにじったソ連
「この内閣で結末を」と鈴木首相▸「聖断」で降伏受け入れる
 
◇本書は、平成25年4月から始まった産経新聞の連載企画「子供たちに伝えたい日本人の近現代史」を基に、戦争に関する部分を取捨選択し、一部加筆して刊行しました。連載は27年3月まで続く予定です。
写真提供:産経新聞社/共同通信社
装丁(朝倉まり)
DTP(佐藤敦子)

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