昭和史の名著と人物
目次省略
第一部 昭和史の名著
昭和史の名著を知る
作家・ジャーナリストによる名著
アカデミズムの名著を読む
外国人による昭和史の名著
当事者の自伝・回想録、記録の名著
第二部 昭和史の人物
あ~お
(会津八一)教え子にも慕われた代表的歌人
(朝河貫一)アメリカで戦争回避に尽力した歴史学者
(浅沼稲次郎)政治テロに倒れた社会党委員長
(芦田均)「国の現状は軽佻な人心が禍根である」
(渥美清)不良少年時代の思い出が国民的映画に
(池田勇人)「あなたの月給を二倍にします」
(石坂泰三)大阪万博を成功させた「財界の総理大臣」
(石橋湛山)小日本主義を唱えて軍部から迫害
(石原莞爾)民主憲法を評価した異才の軍人
(市川房枝)女性の地位向上に一生を捧げる
(井深大)焼け跡の個人企業を「世界のソニー」に
(犬養毅)「話せばわかる」「問答無用、撃て、撃て」
(井上成美)戦後、愛読書に朱線を引いた一節
(梅原龍三郎)ルノアールに学んだ日本的油絵の巨匠
(江田三郎)斬新な「江田ビジョン」が受け入れられていたら
(江戸川乱歩)明智小五郎を生んだ探偵小説のパイオニア
(江戸英雄)戦後の土地利用を変革したデベロッパー
(榎本健一)エノケンは「日本のチャプリン」だったか
(遠藤三郎)元軍人が説いた「軍備は国を滅ぼす」
(大河内正敏)理化学研究所のレベルを引き上げたアイディアマン
(太田薫)「春闘」を発明した国民的人気の労働運動家
(大原総一郎)製品開発で戦後復興を目指した哲学的経営者
(大平正芳)現職総理のまま無念の急死
(大宅壮一)テレビ文化を「一億総白痴化」と一刀両断
(岡本太郎)「太陽の塔」に込められた東西文明の混合
(尾崎行雄)軍閥政治、東條を批判し続けた「護憲」の信念
(小津安二郎)独特のカメラアングルで世界的な評価
か~こ
(笠置シヅ子)復興の街に鳴り響いた「東京ブギウギ」
(片山哲)戦後初の日本社会党からの首相
(樺美智子)安保世代が神話化した悲劇の聖女
(河合栄治郎)反ファシズムを貫き二・二六事件批判で弾圧
(川端康成)「しみじみとやさしい日本人の心の歌」
(菊田一夫)大ヒットドラマ「君の名は」を書いた劇作家
(菊池寛)「文藝春秋」を創刊し文学、文芸の普及に一石
(岸信介)評価が分かれる昭和の「妖怪」
(木戸幸一)軍部と駆け引きした天皇の側近中の側近
(木下恵介)戦争への批判を込めた名作「二十四の瞳」
(清沢洌)冷静に「戦争への道」を批判し続けた国際派言論人
(桐生悠々)軍を批判し続けた真のジャーナリスト
(熊谷守一)「お国のためになにもしていない」と文化勲章拒否
(黒澤明)審査員たちが一様に威を正した映画「羅生門」
(河野一郎)戦後政界で花咲いた信念の人
(古今亭志ん生)アメリカ兵に啖呵を切った気骨の噺家
(後藤田正晴)「あの戦争はムチャやったなあ」
(近衛文麿)「戦争がしたいなら軍人だけでやるがいい」
(小林一三)軍部に媚びなかった「宝塚歌劇団」の生みの親
さ~そ
(西園寺公望)日本の行く末を案じた最後の元老
(西条八十)「軍歌で応援するしかなかった。ひどい時代だった」
(斎藤隆夫)軍部の脅しの前で勇気ある「反軍演説」
(斎藤茂吉)昭和天皇に和歌を指導
(坂口安吾)戦後社会を鋭く論じた「堕落論」
(阪田三吉)「銀が泣いている」昭和の天才棋士
(坂本九)あどけなさが残る少年が放った世界的ヒット曲
(桜田武)国家観をもって政界に意見した財界四天王の一人
(佐藤栄作)沖縄返還を実現した政治手腕と核密約
(サトウハチロー)サトウの童謡に特徴的な母親への慕情
(澤田美喜)私財をなげうって混血孤児二千人の母に
(幣原喜重郎)天皇制を守るため「人間宣言」を助言
(司馬遼太郎)関心は「歴史を旋回させている権力とその内臓のにおい」
(島崎藤村)日本ペンクラブの初代会長
(東海林太郎)「国境の町」「麦と兵隊」戦前歌謡の代表
(昭和天皇)「大戦のことが一番いやな思い出」
(白井義男)日本人初のプロボクシング世界王者
(鈴木貫太郎)陸軍強硬派をなだめて終戦工作に奔走
(鈴木大拙)禅の思想を欧米に知らしめた仏教学者
た~と
(高橋是清)二・二六事件で惨殺 昭和を代表する財政家
(高峰秀子)日本映画全盛期を代表する女優
(竹下登)和を重んじた昭和最後の首相
(武見太郎)「学問を守る」が信念だった「ケンカ太郎」
(田中角栄)日中国交正常化を実現させた昭和政治の顔
(田中絹代)「私は映画と結婚した」昭和の大女優
(谷崎潤一郎)戦時下に連載を中止された代表作「細雪」
(種田山頭火)自然と生死を詠み続けた放浪の俳人
(円谷幸吉)プレッシャーから自死を選んだ東京五輪メダリスト
(東郷茂徳)開戦と終戦の外相を務めた「悲劇の人」
(東條英機)精神論で国民を鼓舞した開戦時の首相
(徳富蘇峰)積極的な戦争協力を戦後に反省
(土光敏夫)企業と国家を組織改革した「土光イズム」
(栃錦清隆)大相撲「栃若時代」の立役者
(朝永振一郎)世界水準を超えた湯川秀樹のライバル
な~の
(永井荷風)庶民の息吹を愛した戦前の「自立した市民」
(中野正剛)戦時下で東條を批判し割腹自殺
(南原繁)吉田茂の「曲学阿世の徒」発言に猛反論
(仁科芳雄)原爆開発に従事させられた原子物理学者
(新渡戸稲造)日本人の思考を世界に伝えた「武士道」
(野口雨情)「七つの子」「赤い靴」童謡を確立した詩人
は~ほ
(長谷川一夫)出演映画は三百本以上 昭和時代劇の大スター
(浜口雄幸)凶弾に倒れた「ライオン宰相」
(林芙美子)「花のいのちはみじかくて苦しきことのみ多かりき」
(平塚らいてう)「元始、女性は実に太陽であった」
(広田弘毅)文官としてただ一人のA級戦犯
(深井英五)歴代で最も知性が高いと評された日銀総裁
(藤田嗣治)芸術家が背負った戦犯の汚名
(藤山愛一郎)自民党総裁を目指した財界人
(双葉山定次)今なお破られぬ六十九連勝の大記録
(古川ロッパ)喜劇王が警視庁にのりこんだ理由
(古橋広之進)マッカーサーも賛辞を贈った「フジヤマのトビウオ」
(本田宗一郎)機械いじりの好きな少年が目指した世界
ま~も
(牧野富太郎)独力で近代日本の植物学を切り開く
(正木ひろし)国民の奴隷根性を叱った人権派弁護士の先駆
(松岡洋右)なぜ松岡は昭和史で評判が悪いのか
(松下幸之助)近代日本が生んだ独創的な経営者
(松田権六)「漆芸の神様」の人生を変えたドイツでのできごと
(松永安左衛門)脱官僚体質を貫いた日本の電力王
(三浦環)その美声を欧米で認められたオペラ歌手
(三木武夫)保守の中の良心を自負
(御木本幸吉)エジソンから讃えられた世界の真珠王
(三島由紀夫)「戦後のあまりに永い日本の眠りに憤った」
(水野広徳)第一次大戦の悲惨さを見て反戦を唱えた軍人
(溝口健二)叩き上げ職人監督が到達した映像美の世界
(美空ひばり)昭和日本の「母情」を代弁
(南方熊楠)昭和天皇も偲んだ世界的博物学者
(宮澤喜一)リベラル思想の背景にあった戦時下体験
(宮武外骨)戦時下でも軍部を嗤い続けた反骨の人
(三好達治)「戦争詩」と戦後の葛藤
(武者小路実篤)文学への入り口に立ち続ける作家
(棟方志功)求道者にも通じる世界的木版画家
や~よ
(柳田国男)日本民俗学の出発点となった名著「遠野物語」
(柳家金語楼)自分の笑い顔を意匠登録した人気落語家
(山田風太郎)戦後史研究者も評価する「戦中派不戦日記」
(山本五十六)三国同盟に反対した正確な国際感覚
(山本有三)昭和期文壇の相談役
(湯川秀樹)「私は孤独な散歩者だった」
(横山大観)写実主義を超える精神主義を標榜した日本画
(与謝野晶子)「君死にたまふことなかれ」
(吉岡隆徳)陸上百メートル世界記録を樹立した「暁の超特急」
(吉川英治)「宮本武蔵」今も読み継がれる大衆小説
(吉田茂)マッカーサーを動物園の熊にたとえた巧み
ら~ろ
(力道山)行き場のない日本人の憤懣を解消した空手チョップ
あとがき