慟哭の大地をあとにして
- サブタイトル
- 戦争を知らない世代へⅡ;15島根編 抑留、義勇軍、大陸からの引き揚げ記録
- 編著者名
- 創価学会青年部反戦出版委員会 編
- 出版者
- 第三文明社
- 出版年月
- 1984年(昭和59年)8月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 263p
- ISBN
- NDC(分類)
- 916
- 請求記号
- 916/So32
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
発刊の辞
資料編
満州入植地図・満州開拓民帰国経路・新開に見る島根県満州開拓関係
年表
死線を彷隍って――中国大陸(満州・朝鮮)からの引き揚げ逃避行
「ソ連兵だ! 殺される」(藤野政子)
流氷かきわけ越えた三十八度線(勝部造)
凍てし星は流れず(吉岡隆志)
銃弾に我が子二人を奪われて(柏木よしえ)
残った五人の女性(きみ)達は(目黒守行)
「今夜は家の中でねむれるの?」(山田清子)
大陸で何もかも失って(匿名)
死の川辺に立たされて(勝部靖子)
「日本兵と同じ仕打ちだ!」(柴勝子)
七人家族が私ひとりに(湯浅百代)
金の指輪は引揚証明書(原仲次)
斉々哈爾で見た〝人民裁判〟(川崎芳枝)
「母ちゃんもあとから逝くから」(子川カズエ)
銃殺された夫の遺体にとりすがり(蔵本ミサ子)
「この子らは殺せない」(寺戸シズカ)
三十六年ぶりに踏んだ故国の土(寺戸トミ子)
掘り返された死体が散乱(岩崎満代)
〝助けて〟と訴える我が子の視線(梅木基子)
古井戸から引き上げられて(安岡泉)
大陸花嫁の夢は散り(土江スエ)
せめて桜をひと目見て(矢田政子)
愛しい我が娘よいつ帰る(原三正)
祖国で聞いた報せ(白川ウメ)
「子供は邪魔だ!」(槙原幸成)
夢中で越えた三十八度線(細田泰子)
奪われた乙女の青春(大東高女生徒の手記)(本田一江)
死の影に怯えながら――シベリア捕虜収容所抑留体験
地の果てに見た地獄の馬小屋(藤本謙治)
「早く掘り出してくれ!」(山田稔)
死体の手足をたたき折り(斉藤政介)
馬糞を馬鈴薯と間違えて(渡部政直)
ひときれのパンを横どられ(池田繁男)
「ヤポンスキー・トウキョウ・ダモイ」(岩崎清)
大陸への夢破れ――満蒙開拓青少年義勇軍の体験
飢餓と酷寒に涙も涸れ果て(三家本和男)
沈みゆく亡骸に永遠の別れ(原戸貞夫)
下顎なくした少年は(原賢夫)
王道楽土の名のもとに(余村幸雄)
望郷の二十八年間(井上一夫)
生きてさえいれば必ず(匿名)
忘れえぬ白米の輝き(大前明)
《特別寄稿》島根県の満州移民(内藤正中)
あとがき
参考文献
国立国会図書館デジタルコレクション
https://dl.ndl.go.jp/pid/12227960
資料の利用については4階 図書室のご利用にあたってをご覧ください。
- 担当:
- 図書情報部 図書係
- 電話番号:
- 03-3222-2573
- FAX:
- 03-3222-2626

