帝国海軍と艦内神社
- サブタイトル
- 神々にまもられた日本の海
- 編著者名
- 久野 潤 著
- 出版者
- 祥伝社
- 出版年月
- 2014年(平成26年)6月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 254p
- ISBN
- NDC(分類)
- 397.21
- 請求記号
- 397.21/Ku48
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
目次省略
はじめに
第一章 日本人にとっての神道と海の神
なぜ護衛艦「ありあけ」は批判されたのか
海洋国家、日本に生まれた神々
船には守り神「船霊」が祀られている
神道は日本の民族宗教
神道に深く結びつく「船霊」
人知を超えるものに畏敬の念を抱く日本人の精神性
氷川神社の神さまは民間船もまもっている
記紀に見られる海を越えた戦いと神社信仰
「和」の精神が神道と他の宗教の併存を可能にした
遣唐船に常設されていた「神殿」
近代日本と海の守り
軍艦模型に込められたある将兵の想い
第二章 日清・日露戦争における艦内神社前史
今も神社に残る「三景艦」の形見
その奉納品は中国の脅威を今に伝える
〝日本をまもる〟とは
旅順港閉塞作戦で軍神となった廣瀬武夫
なぜ「顕彰」が必要なのか
「軍神」東郷平八郎元帥を祀る神社は各地にある
日本海海戦の〝夜の主役〟
艦内神社前史としての〝艦内神像〟
第三章 艦内神社の時代
夕張炭鉱と軽巡洋艦「夕張」のつながり
艦内神社から分祠されて誕生したサイパンの神社
初めて神宮が分社の設置を認めたのは戦艦「伊勢」だった
神宮別大麻奉斎の背景にあった「憂慮スヘキモノ」とは
普及しはじめた艦内神社
神宮別大麻の無料頒布
乗組員は艦内神社の分霊元も崇敬した
世界最先端技術を生み出した三菱をまもる神とは
「日本の航空機の父」が創建した飛行神社
ワシントン海軍軍縮条約の足跡を残す神社
「大和」「武藏」を建造する土台となった戦艦改装工事
第四章 艦内神社の分霊元を訪ねて
戦艦の〝氏神さま〟たち
空を飛ぶ動物由来の名前を持たない空母の分霊元
主力艦に匹敵しうる攻撃力をもつ重巡洋艦の分霊元
魚雷攻撃力が重視された軽巡洋艦の分霊元
【別表】地名由来の艦名をもつ軍艦と、その艦内で神札が祀られたゆかりの神社
第五章 神々にまもられた帝国海軍の敗戦と戦後
大東亜戦争の始まり
帝国海軍は圧倒的な強さを見せた
神々への奉告をできなくなったミッドウェー海戦
レイテ沖海戦での惨敗と「瑞鶴」艦内神社最後の加護
沈没した「瑞鶴」元乗組員も参列する戦後の慰霊
艦内神社の否定は歴史の否定
「伊勢」と「いせ」がつなぐ戦前と戦後
おわりに
装幀(鈴木大輔)(ソウルデザイン)
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