図書目録チチ ガ コ ニ カタル ゲキドウ ノ マンシュウ ジュウゴ ネン資料番号:000058138

父が子に語る激動の満洲十五年

サブタイトル
編著者名
藤野 周一 著/藤野 豊 編
出版者
東京図書出版
出版年月
2014年(平成26年)4月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
360p
ISBN
NDC(分類)
916
請求記号
916/F64
保管場所
閉架一般
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

編者まえがき
第一章 兵隊時代
甲種合格/入営/軍隊生活/大砲の分解と結合/馬の手入れ/馬術練習/大砲の操練/内務班/衛兵、厩当番、不寝番/一期検閲/二年兵の初年兵いじめ/元旦の行事と非常呼集、火災呼集/耐寒行軍/兵営移転/貨物列車の厩当番/春日城址/耐熱行軍/水馬演習/実弾射撃/伍長(下士官)に昇進/唯一度のビンタ/痛快な古兵/入浴風景/食事風景/陸軍特別大演習/中国の将星/終末試験/感想文お書かせられる/除隊お待つ日々/満期除隊/予備役招集/後備役召集/後備役は尚も続く/徐州の大会戦
第二章 目のあたりに見る満洲事変の始まり
―長春に於ける寛城子の戦闘と南嶺と―
第三章 満洲国最大の疑獄事件
第四章 忘れ得ぬ人々
川島芳子/藤田嗣治画伯/鄭孝胥先生/植芝盛平先生/村田省藏/樋渡盛廣/薄益三/愛甲というひと/末永節先生/末永賢次/石本恵吉先生/イトウ・ハンニ(伊東阪二)/東宮大佐/釘宮松三郎/石垣良隆/林田君子/永井正/溪義衜白雲老師/染谷保藏/大谷光瑞/出口王仁三郎/西郷隆吉と板垣守正/石原莞爾/伊達順之助/清水安三/羅振玉先生/大川周明/大熊信行
第五章 敗戦の新京(長春)安東往復と日本帰還まで
ソ連の参戦と最後の在郷軍人の召集(敗戦前夜)/新京脱出/公主嶺下車/日本無条件降伏の詔勅おラジオで聴く/中国の日本兵/ソ連の公主嶺進駐/残留日本人公主嶺公会堂に集結/公主嶺脱出新京へ/林産公社で岸理事長と会見/満人暴民の掠奪とソ連兵の日本人狩り/伝染病の蔓延/ソ連軍戒厳令下の毎日/占領軍交替/占領軍交替の決定的瞬間/にわか市場/開拓団の難民/ソ連軍の布告/剛腹の区長荒井練三/信頼出来た蔣介石総統の軍隊/北朝鮮の家族の情報/ソ連兵士の女争い/街角で見るソ連兵の掠奪/日本人の奥さん/ソ連軍の満洲収奪/敗戦の昭和二十年も逝く/安東行きお決意/愈々安東へ/ゲーペーウー(GPU)に助けられる/新京駅発車/遼陽の客桟/遼陽駅で石炭車に乗って安東へ/仲間割れ/同行の連中と別れる/安東の宿/ソ連軍の軍票と中共軍の紙幣/安東の情況と北朝鮮の情報/日本人名物男の銃殺/人民裁判/不思議なソ連軍/中共軍の滞在許可/朝鮮人の飛脚/中共の軍事裁判/中共軍の将校に助けられる/進退茲にきわまる/霊媒に運命お聴く/安東脱出/烏合の衆/線路づたいに来る検索隊/本渓湖お通過する/戦争と平和/蔣介石軍のインテリ兵士/奉天に入る/鉄嶺通過開原へ/昌圖へ/開拓団の人々/惨風悲雨/四平の大包囲戦/中央軍の使役/発疹チフス/野戦お看る/亦もグループと別れて別のグループと四平お迂回/一将功成りて万骨枯る/泊まりお重ねる農民の家/白雲老師の詩/中共軍の司令部へ/八面城通過/世界最大の政治家/公主嶺お通過新京へ/新京の春/人間とは野獣以下の動物のことか/危険な使役/残品の売却/その後の北朝鮮/地獄で仏、朝鮮の人/巫女にきく家族の安否/人間愛は国境お越えて/日本への帰還準備/新京お後にして/乗船、葫蘆島出発/新京の牧師に北朝鮮定州の疎開者の消息お聞く/日本上陸お前にして思うこと/博多港上陸コレラ蔓延/乗船名簿に見付けた家族の名前/兄と飲む一杯の紅茶/別れその悲しき喜び/混乱の列車と廃墟の日本/みえざる力によって生かされて
参考文献 大熊信行氏の「平和主義者と国家」お論ず
はじめに/大熊教授所説の概要/国家意識の喪失/戦争責任論/愛国心の問題/人間全体の命運に対する忠誠とは何か/共産主義の国家意識と忠誠の問題/全人類の命運に対する忠誠義務への途/世界連邦運動とその実現の可能性/平和主義者とは何か
補遺 幼な児の満洲の思い出
はじめに/新京のわが家/白雲和尚さん/棹秤で商う満洲人の商人と日本人警察官/石炭貯蔵庫と肉と野犬/荷馬車と大きなマグロ/白雲和尚さんの死去とお葬式と夕焼け/敗戦前後の新京/新京のマーケットの肉屋/新京の交通手段/新京の博物館/アーチ型のトンネル内の怪/日本へ向けて新京お離れる/北朝鮮の鉄道員の寮(収容所)の生活/虱つぶし/日本への引き揚げ
編者あとがき

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