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戦後文学論争 下

サブタイトル1~10
編著者名
大久保 典夫 編/紅野 敏郎 編/高橋 春雄 編/保昌 正夫 編/三好 行雄 編/吉田 熈生 編
出版者
番町書房
出版年月
1972年(昭和47年)10月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
635p
ISBN
NDC(分類)
910
請求記号
910/O54
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
監修:臼井吉見
和書
目次

『異邦人』論争
カミュの「異邦人」(広津和郎)
広津和郎氏の「異邦人」論について(中村光夫)
再び「異邦人」について(広津和郎)
カミュの「異邦人」について(中村光夫)
〔解題〕(吉田熈生)
 
『真空地帯』評価をめぐる論争
「真空地帯」について(佐々木基一)
「真空地帯」論(窪川鶴次郎)
組織と批評の問題から(2)(宮本顕治)
〔解題〕(紅野敏郎)
 
国民文学論争
近代主義と民族の問題(竹内好)
新しき国民文学への道<往復書簡>
民族の活路にかかわる問題(竹内好)
同一の批判基準の確立を(伊藤整)
国民文学(臼井吉見)
国土・国語・国民(山本健吉)
国民文学の問題点(竹内好)
国民文学について(福田恆存)
国民文学について(野間宏)
国民文学の展望(小田切秀雄)
国民文学論の教訓(菊池章一)
〔解題〕(高橋春雄)
 
現代かなづかい論争
みんなの日本語(桑原武夫)
国語改良論に再考をうながす(福田恆存)
かなづかい問題について(金田一京助)
国語改良論の「根本精神」をわらう(高橋義孝)
〔解題〕(三好行雄)
 
上部構造論争
マルクス主義文学理論批判(高橋義孝)
文学は上部構造か(本多秋五)
現実の反映こそが文学の本質である(除村吉太郎)
芸術の生命(佐々木基一)
人間性は上部構造か(石田英一郎)
左翼文学はなぜ不毛か(高橋義孝)
マルクス主義文学理論の盲点(三浦つとむ)
〔解題〕(三好行雄)
 
『太陽の季節』論争
良風美俗と芸術家(佐藤春夫)
文学か道学か(舟橋聖一)
求道のすすめ(佐藤春夫)
文学・倫理・享楽(対談)抄(舟橋・佐藤)
賭博的作品の一典型(亀井勝一郎)
賭博性は文学の敵か(中村光夫)
批評家の誇大妄想癖について(亀井勝一郎)
独創と賭の意識(山本健吉)
論争の詐術について(中村光夫)
論争の発展のために(亀井勝一郎)
〔解題〕(吉田熈生)
 
昭和史論争
現代歴史家への疑問(亀井勝一郎)
現代史研究の問題点(遠山茂樹)
歴史の見方と人生(和歌森太郎)
現代史の書き方をめぐって(座談会)(中屋健一他)
〔解題〕(保昌正夫)
 
『笛吹川』論争
創作合評(寺田透他)
「はしか」にかかることによってはじめて子供は大人になる(江藤淳)
「笛吹川」是非(本多秋五)
〔解題〕(大久保典夫)
 
『蒼き狼』論争
「蒼き狼」は歴史小説か(大岡昇平)
自作「蒼き狼」について(井上靖)
成吉思汗の秘密(大岡昇平)
歴史と小説(山本健吉)
「蒼き狼」は叙事詩か(大岡昇平)
再び歴史と小説について(山本健吉)
国語問題のために(大岡昇平)
歴史小説の真実性とは?(福田宏年)
〔解題〕(高橋春雄)
 
純文学論争
「群像」十五周年によせて(平野謙)
「純」文学は存在し得るか(伊藤整)
批評家のジレンマ(大岡昇平)
中間の締めくくり(平野謙)
純文学攻撃への抗議(高見順)
散文芸術の一面(中村光夫)
ケンカでなく議論を(中村光夫)
文学はどこへ行く(山本健吉)
再説・純文学変質(平野謙)
文壇の私闘を排す(江藤淳)
文壇的な、あまりに文壇的な(福田恆存)
〔解題〕(大久保典夫)
 
「戦後文学」論争
「戦後文学」は幻影だった(佐々木基一)
戦後文学は幻影か(本多秋五)
戦後文学をどう受けとめたか(大江健三郎)
戦後文学の精神像(磯田光一)
「政治と文学」理論の破産(奥野健男)
戦後文学私論(高橋和巳)
〔解題〕(大久保典夫)
 
本巻収録論争関係資料