あのときこの時引揚者の証言

発刊に寄せて(北朝鮮/咸鏡北道会寧/篠原禮子9才)(引揚時の年齢)
　
第一章　朝鮮・韓半島編
わたしの戦争(北朝鮮/江原道鉄西/藤田弘子10才)
守られて　生きて(北朝鮮/咸境道朱乙/入田勢津子12才)
新鋭防空艦「春月」釜山港の奮戦(韓国/釜山/福岡富太郎15才)
戦争という名のもとで(韓国/慶尚北道大邱/中室泰治17才)
混乱する時代を生きて(韓国/京城/麻生博子19才)
京城　私の原風景(韓国/京城/川尻桂子19才)
教員の八月十五日(韓国/京城/山田忠子24才)
終戦直後の渡鮮秘話(早瀬登15才)
渡鮮秘話　私の場合(的野昭15才)
　
第二章　中国・台湾・フィリッピン編
仙崎に上陸して(中国/北京/有田絢子9才)
戦時中のある引揚げ(台湾/台南州屏東/大森邦子9才)
故郷に錦を飾るつもりが…(台湾/台南州春日村/藤本キクヨ26才)
占領下のマニラ(フィリッピン/マニラ/前田トシ子15才)
　
第三章　満州編
北満からの引揚げ(満州/孫呉/川端克子9才)
祖国と故郷　その狭間を生きて(満州/奉天/新田勳15才)
元軍国乙女の青春(満州/吉林/杉山昌子16才)
　
第四章　復員編
朝鮮国からの脱出(韓国/全羅南道光州/上河睦美17才)
バイカル湖遠望　シベリアつれづれ歌(シベリア抑留/長岡昌夫21才)
特別操縦士官の青春(中国/北支陽村/村岡潔23才)
敗残兵の追憶　あの時代「命」とは(東部ニューギニア/サルミ/山口均24才)
長編・来し方の人生(満州/帰流河/木村秋治17才)
南の島に眠る父への手紙(小林征之祐)
　
最終章　引揚者を受け入れた町　仙崎
引揚げの日を想いて(俳人　中谷貞女)
詩文　せんざき(元日赤救護班/岡村八重子)
あとがき　一期一会(井出久美子)