間取り百年
- サブタイトル
- 生活の知恵に学ぶ
- 編著者名
- 吉田 桂二 著
- 出版者
- 彰国社
- 出版年月
- 2004年(平成16年)1月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 198p
- ISBN
- 4395006965
- NDC(分類)
- 527
- 請求記号
- 527/Y86
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 年表 間取り百年:p9-11折り込図1枚
- 昭和館デジタルアーカイブ
まえがき
年表/間取り百年
1 明治中期から末期まで―1900~1912
間取りの一〇〇年は民家の時代から始まる
普通の人は家を建てなかった時代
古河藩の家老が住んだ武家屋敷
巨大な屋敷構えの大庄屋の家
2 大正の全期―1912~1926
町屋は「しもたや」が生業のため、使いこなされる家であった
大都市に自力で建て始めた一戸建純住宅
鉄筋コンクリート造のアパートの出現
農家は民家の時代が続いていた
3 昭和元年から二〇年まで―1926~1945
長屋住まいの都市生活者が急増
その頃建てられていた東京の一戸建純住宅
郊外住宅地の商店街と小さい店舗住宅
昭和十六年になってさえ、四国の山間部では民家が建てられていた
4 原点生活の時代―1945~1950
衣食住のすべてを失ったところから戦後日本が始まった
東京での過密居住と生活物資不足のありさま
東京の郊外住宅の様相
5 台所革命の時代―1950~1960
家庭電化製品の大衆的需要の拡大が住宅改変の扉を開く
その頃の住宅あれこれ
農家では生活改善としてのDK化が進行した
6 建築家たちの小住宅時代―1950~1955
「これからの住まい」を求めた建築家たちの試み
これからの住まいに求められる指標の提案
建築家達の小住宅時代は短かったが、新しい時代を拓くための先駆となった
7 住宅産業化の時代―1955~1980
「工業化立国」の住宅版、住宅の機械工業生産化始まる
その頃、勧銀ハウジングセンターで建てた住宅の七戸
小住宅時代から十四年かけて、住みながら建て替えていった例
店舗併用住宅と地方での住宅の姿
小住宅が若い建築家の登竜門となった
8 ハウスメーカーの時代―1975~1980
住宅産業化の進行は住宅の既製品化を招来した
注文住宅を建てる需要者の意識の変化と職人技術の空洞化
ハウスメーカーの建てた家の五例
アメリカ型住宅である輸入住宅が建ちはじめた
木造住宅の三階建が始まる
人口の高齢化で増える高齢単身者居住
9 町への視点―1980~1990
「二世帯住宅」の出現
町並み保存運動が広範化してくる
10 民家再生の登場―1990~2000
町並み保存が波及した単体保存として
11 環境保全の時代へ―2000~
自然素材を使った健康住宅への転換が始まる
機械生産化された住宅を告発する五つの大罪
生活のエコロジー化がなければ環境保全の時代は来ない
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