図書GHQ シラレザル チョウホウセン000057910

GHQ知られざる諜報戦

サブタイトル1~10
新版・ウィロビー回顧録
編著者名
ウィロビー C.A 著/平塚 柾緒 編/延 禎 監修
出版者
山川出版社
出版年月
2011年(平成23年)7月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
345p
ISBN
9784634150164
NDC(分類)
210.76
請求記号
210.76/W74
保管場所
閉架一般
内容注記
「知られざる日本占領:ウィロビー回顧録」(番町書房 1973年刊)に編者が修正・加筆し、写真図版等を新たに加え、改題して出版したもの
和書
目次

はじめに(元GHQ外交局長・ウィリアム・J・シーボルト)
 
第1章 日本降伏
ペリー提督の予言
必要なかった原爆投下
日本軍降伏使節団、マニラに
マッカーサー元帥、厚木に降り立つ
戦艦「ミズーリ」上の降伏調印式
 
第2章 マッカーサーと昭和天皇
マッカーサーの東京視察をガイドした日本人
昭和天皇との初会見
慈悲による統治
GHQとわがG2の組織
最優先された捕虜救出作戦
史上に類のない武装解除
 
第3章 "洗脳"されたソ連引き揚げ者
対日理事会での確執
行方不明五十万人の謎
驚くべき洗脳教育
ソ連大使館とスパイ行為
 
第4章 ゾルゲ事件の全貌
舌を巻いた正確無比な諜報活動
カウンター・インテリジェンス(対敵防諜)の始動
ゾルゲ諜報団の残党を追う
アメリカまでのびていた"赤い糸"
ゾルゲ事件公表に腰くだけのワシントン
意図的な抗議キャンペーン
ゾルゲの手記が明かすスメドレーとの関係
 
第5章 民政局(GS)との対立
ホイットニー民政局長との反目
警察組織の改編を巡る暗闘
A級戦犯の処刑と公職追放
GHQ美人エコノミストへの疑惑<秘密個人調査ファイル①エリノア・ハドレー>
民政局に追放された『ニューズ・ウィーク』記者
吉田茂と民政局の間の深い溝
GS次長ケーディス大佐の失脚
 
第6章 GHQ内部への調査活動
極秘内部調査の開始
<秘密報告書『総司令部への左翼主義者の浸透状況』>
<秘密個人調査ファイル②トーマス・ビッソン、③アンドリュー・ジョナー・グラジャンツェフ、④エリノア・ハドレー、⑤ビート・シロタ>
調査に激怒したホイットニー将軍<秘密報告書『GHQ内の左翼職員について』>
民主化
<秘密個人調査ファイル⑥セオドア・コーエン、アンソニー・コンスタンチーノ>
<秘密個人調査ファイル⑦アンソニー・コンスタンチーノに関する左翼主義者としての分類>
<秘密調査ファイル⑧太平洋問題調査会(IPR)>
 
第7章 朝鮮戦争は不意打ちだったか
宣戦布告なき戦争
敵襲を探知していたG2
開戦直前のインテリジェンス活動
韓国防衛をないがしろにした代償
 
第8章 朝鮮戦争とインテリジェンス
前線視察で生まれた逆上陸プラン
苦難の連続だった初期作戦
釜山地区に追いつめられた米韓軍
仁川作戦でワシントンと対立するマッカーサー
朝鮮戦争で活躍した米諜報機関
敵地・仁川港への極秘潜入計画
「トルデー・ジャクソン作戦」(延禎元中佐証言録1)
統合参謀本部を覆う悲観主義
大勝利に終わった仁川逆上陸作戦
ワシントンが承認した三十八度線北進計画
人民解放軍の動向を探知せよ(作戦暗闇行動隊)
「作戦暗闇行動隊」(延禎元中佐証言録2)
G2が送り続けた中共軍の集結情報
ワシントンの失敗―中共軍参戦
ペスト大流行情報を確認せよ(サムス作戦)
サムス作戦の全貌(延禎元中佐証言録3)
 
第9章 マッカーサーとトルーマンの対決
「あの畜生めを即刻罷免する」―トルーマン
「彼は極東のことを知らない」―マッカーサー
マッカーサー解任の口実
「老兵は死なず…」
 
おわりに 編者あとがき
解説(保坂正康)