図書GHQ サムス ジュンショウ ノ カイカク000057909

GHQサムス准将の改革

サブタイトル1~10
戦後日本の医療福祉政策の原点
編著者名
サムス C.F. 著/竹前 栄治 編訳
出版者
桐書房
出版年月
2007年(平成19年)11月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
314,15p
ISBN
9784876477197
NDC(分類)
498
請求記号
498/Sa58
保管場所
開架一般
内容注記
「DDT革命:占領期の医療福祉政策を回想する」(岩波書店 1986年刊) の抜粋を新たに編集したもの 占領下のサムスおよび医療福祉関連年表:巻末p1-10
和書
目次

日本語版への序文
新版の出版に寄せて
 
1章 日本進駐
スタージョン号の緊張
ドラマの幕開け
 
2章 前進区域(ペリメーター)
最初の一歩
ゴースト・タウン
日本人との遭遇
実地調査の着手
原爆調査
ABCC
上陸早々の失敗と教訓
「表敬訪問」騒動
 
3章 東京への進出
GHQの設置
病院接収
上野公園
 
4章 GHQ公衆衛生福祉局の設置
統治機構
スタッフの確保
日本の政治的仕組
公衆衛生福祉局の所管
二つの帽子と決断
「御簾の後に座っている人」
 
5章 食糧・栄養問題への緊急措置
飢餓と栄養失調
栄養調査の実施
占領期における危機的状況
食糧支援
食パターンの改善を促す学校給食
援助プログラムの問題点
 
6章 予防医学の導入
恐れられた伝染病の拡大
天然痘予防接種プログラム
発疹チフス
疫学的に説明できない問題
公衆衛生スタッフの訓練および組織化
腸チフスのコントロール
コレラと検疫体制の緊急性
予防医学の実績
日本脳炎
ポリオ
性病
戦争の結果としての売春
ペニシリン
朝鮮進駐での問題
結核
治療プログラムの開始
 
7章 衛生・保健所制度の改革
自治体レベルでの全国組織づくり
機能統合モデルとしての保健所
衛星福祉統計システムの構築
衛生獣医学
狂犬病エピソード
 
8章 医療制度・医学教育の改革
日本の医療体系
日米開業医の相異
医学教育制度の改革
日本初のインターン制度の設置
専門医と一般医の問題
日本医師会
出版関係
医療の質の向上のためのエピソード二つ
日本歯科医師会
医薬分業と診療報酬について
病院制度
モデル病院の設置
多岐にわたった改革プログラム
看護改革
看護教育の充実
 
9章 製薬・医療品産業の復興
公衆衛生福祉局の政策
新薬の導入
医療用品の例
国立予防衛生研究所
 
10章 社会福祉改革
「福祉」の領域
革命的「公的扶助」制度の樹立
戦争孤児と児童福祉法
日本赤十字社およびララ
福祉プログラムの拡充
フラナガン神父とヘレン・ケラー
災害救助プログラム
 
11章 社会保障の改革
保険制度の再編・拡充
社会保障制度調査団の来日
経済・労働と社会保障・福祉とのあいだ
 
12章 人口問題
問題の政治的側面
戦後日本の工業化をめぐって
出生率と人口の安定化
産児制限
 
終章 改革のゆくえ
 
コラム
①DDTを飛行機から大量撒布
②原爆に関する命令
③ABCC設置に関する報告書
④いったい何のために調べるのか
⑤サムス、厚生省訪問
⑥学校給食
⑦中東チフス使節団と日本占領
⑧府中刑務所で人体実験
⑨"日本脳炎"命名の由来
⑩BCG騒動
⑪厚生省衛生三局の発足のいきさつ
⑫モデル保健所
⑬県衛生部設置
⑭インターン制度
⑮一三人委員会
⑯ペニシリン
⑰国立予防衛生研究所の新設
⑱ララとケア
⑲アメリカ社会保障制度調査団
 
解説
あとがき
旧版あとがき(抜粋)
新版あとがき
GHQ公衆衛生福祉局の組織と機能
占領下のサムスおよび医療福祉関連年表