軍医殿！腹をやられました

はじめに　中野信夫著『靖国街道』のブックレット再版にあたって(中野圭子)
　
第1章　コヒマへ突進　インパール作戦始まる
チンドウィン河を渡る
アラカン山脈を越えて
カラソム陣地を攻撃
白兵戦を目の当たり
夜襲失敗で撤退命令
インパール作戦までの50年
応召からビルマに至る道
　
第2章　コヒマから撤退　"白骨街道"を敗走
谷間の村のとり飯と子豚
雨中のジャングル行軍
悲惨!古参軍曹の死
おも湯と酒と金平糖
白骨が友を呼ぶ?自爆死
爆撃で鼓膜破れる
第2大隊離れ病院へ
清潔なベッドにコメの飯
原隊復帰、仲間から厳しい追及
正月に慰安所に爆弾直撃
　
第3章　イラワジ会戦と英軍の攻勢
恐怖のじゅうたん爆撃
戦車戦で陣地蹂躙される
夜陰に乗じて敵中行軍
「軍医殿!腹をやられました」
40分で絶命の電撃性コレラ
山中に敵機から宣伝ビラ
モチの山越え"第二の白骨街道"
きゅうりの塩もみに感激
必勝部隊か敢闘部隊か
　
第4章　敗戦、収容所　そして帰還
8・15日本の無条件降伏
金網越しの差し入れ
「三八会館」で露骨な人事
捕虜として架橋工事に協力
手首手術でタバコ16箱
重労働組から優先帰国
帰還船、潮風と水葬と
大竹上陸、懐かしの京都へ
「あっ、家がない!」
　
著者あとがき―インパール作戦を顧みて
近現代史年表