図書センジ ニッチュウ エイガ コウショウシ000057701
戦時日中映画交渉史
サブタイトル1~10
編著者名
晏 妮 著
出版者
岩波書店
出版年月
2010年(平成22年)6月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
ix,294,18p
ISBN
9784000236942
NDC(分類)
778
請求記号
778/A46
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
参考文献一覧:巻末p5-11
和書
目次
序章
ナショナルシネマと映画交渉史
交渉史の多義性
多義性をいかに語るか
第一章 越境の始まり
未知の領域へ
日本映画人の中国映画見聞
多種多様な上海ドリーム
第二章 交錯するまなざし
情報としての中国映画論
国際連帯の一頁―岩崎昶
知られざる中国映画通―矢原礼三郎
欧米映画通から中国映画へ―内田岐三雄と飯島正
言説ブームの隆起―上海から広がって
第三章 戦時文化政策への傾斜
見果てぬ同文同種の夢―川喜多長政
第二の岩崎昶を目指して―筈見恒夫
軍隊と民間の間で―辻久一
文化論を語り得るのか―清水晶
第四章 大陸映画の史的展開
大陸をめぐる表象の隆盛―女性・戦場・領土
大陸メロドラマの二重性と李香蘭
メロドラマからの脱皮
「大東亜映画」への変貌
第五章 越境する大陸映画
戦火を潜る映画製作― 『東洋平和の道』
北京へのまなざしと京劇映画
上海―二重構造の中華電影
中聯―現実からの逃避
「大東亜映画」の両義性―『博愛』と『萬世流芳』
協力か抵抗か―『狼火は上海に揚る』(『春江遺恨』)
第六章 映画進出のジレンマ
上海
華北
日本映画の受容
第七章 映画受容の多義性
『椿姫』の輸入
『木蘭従軍』の越境
日本を訪れた孫悟空―長編アニメ『鉄扇公主』
俳優受容におけるポリティクスとジェンダー
終章 戦後の展開
新たな非対称関係
冷戦の狭間で
戦時の遺産
後記
付録資料
参考文献一覧
人名索引