シベリア抑留者たちの戦後
- サブタイトル
- 冷戦下の世論と運動1945-56年
- 編著者名
- 富田 武 著
- 出版者
- 人文書院
- 出版年月
- 2013年(平成25年)12月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 272p
- ISBN
- 9784409520598
- NDC(分類)
- 210.75
- 請求記号
- 210.75/To58
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 年表あり 索引あり
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに
第一章 シベリア抑留概観
第一節 日ソ戦争 捕虜と抑留者
1 ソ連参戦と捕虜連行
2 ソ連のジュネーヴ条約違反
第二節 収容所の運営と虜囚生活
1 収容所の機構と運営
2 居住・衛生・給食
3 労働と賃金
第三節 反軍闘争と「民主運動」
1 捕虜に対する政治教育
2 「民主運動」 ハバロフスク地方を中心に
3 ナホトカの「人民裁判」
第四節 帰還者と死亡者
1 ナホトカから舞鶴へ
2 舞鶴における米ソの攻防
3 冷戦の中での宣伝戦
4 抑留者・帰還者・死亡者/補 二〇〇〇年一二月公開の外務省文書が示した真実
第二章 抑留報道と帰還者運動
第一節 『毎日新聞』の抑留・帰還報道
1 情報貧困期(敗戦から一九四六年末まで)
2 引揚開始・情報流入期(一九四七-四八年)
3 冷戦亢進・運動対立期(一九四九-五〇年)
4 第二次引揚期(一九五三-五六年)/補 時事通信社の世論調査「好きな国、嫌いな国」
第二節 帰還者の国会証言と論争
1 「徳田要請」問題と菅季治
2 親ソ派の証言
3 反ソ派の証言
4 転向者の証言
第三節 帰還者と家族の運動
1 初期の帰還促進・支援運動
2 共産党系に対立する保守派
3 保守派主導の運動
第三章 共産党と帰還者運動
第一節 共産党の帰還者対策
1 静観から生活擁護・帰還促進へ
2 党員獲得と帰還者の再教育
第二節 共産党系の団体
1 ソ帰同の発足
2 ソ帰同の戦闘化
3 日帰同への改組と衰退
第三節 共産党とモスクワ
1 帰還に関するソ連への要望
2 コミンフォルム批判以降
第四章 シベリア抑留者群像
第一節 ソ連エージェント
1 ハルビン憲兵隊通訳阿部幸一
2 関東軍参謀志位正二少佐の謎
第二節 ソ連残留者たち
1 ノモンハン戦争捕虜残留者
2 カラガンダ残留者阿彦哲郎
第三節 抑留の語り部たち
1 高杉一郎
2 内村剛介
3 高橋大造
註
あとがき
ソ連抑留・引揚関連年表
抑留者名索引
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