米国軍政下の奄美・沖縄経済
- サブタイトル
- 編著者名
- 三上 絢子 著
- 出版者
- 南方新社
- 出版年月
- 2013年(平成25年)9月
- 大きさ(縦×横)cm
- 22×
- ページ
- 455p
- ISBN
- 9784861242793
- NDC(分類)
- 332
- 請求記号
- 332/Mi21
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 参考文献:各章末
- 昭和館デジタルアーカイブ
まえがき
第1部 研究目的および奄美群島の概要と米軍統治下における政策
研究目的および奄美群島の概要
はじめに
本著の目的とそのための視点
先行研究
研究対象地域
研究方法
奄美群島の地域的特質と歴史の概観
注
参考文献
米軍統治下における奄美群島の行政
奄美群島の武装解除と行政分離
臨時北部南西諸島政庁
奄美群島政府
琉球政府発足
奄美群島における米軍政府の統制機構の変遷
注
参考文献
米軍政府による統制経済
統制政策
通貨交換
流通貨幣統一と第二次通貨交換
米軍放出食糧価格3倍値上げ問題
段階配給制度
注
参考文献
自立経済のための戦略商品、黒糖と大島紬
奄美群島の主要産業の歴史的変遷
戦略商品としての特産品黒糖
戦略商品としての大島紬
米軍政府下における紬産業
自由貿易の道
注
参考文献
第2部 米軍統治下における非正規交易の形成過程―米軍統治下の非正規交易の形成過程と実態像―
口之島における非正規交易組織
奄美群島と日本本土との間の地域間交易
国境線上の口之島
国境線北緯30度
不法越境による非正規交易が展開された背景
非正規交易の仕組み
口之島青年団組織
非正規交易船からの荷の移動
西之浜集落の形成
まとめ
注
参考文献
米軍統治下における奄美と沖縄との間の非正規交易―与論島と国頭村奥集落を中心として―
奄美群島与論島と沖縄島国頭村奥集落の流通
奄美群島最南端地域と沖縄島最北端地域の交流
第二次世界大戦前の奄美と沖縄との間の物流
第二次世界大戦後の奄美群島与論島と沖縄島国頭村奥集落の交易の構造
奄美群島の日本返還後における交易の構造
まとめ
注
参考文献
米軍統治下の奄美における正規交易に対する非正規交易の補完関係
米軍統治下における正規交易政策
正規交易を補完する非正規交易の展開
拠点としての口之島
非正規交易拠点の与論島
まとめ
注
参考文献
第3部 商業圏の形成と展開
豊かさの原点を「市場」経済にみる
「市場」は豊かさの原点
「永田橋市場と栄橋市場」の形成過程
産業の勃興
「公設永田橋市場」
自立経済
「市場」の変遷
まとめ
注
参考文献
米軍統治下における商業空間
奄美における商業圏の形成過程
商社の形成過程
商業圏の拡大
奄美大島における企業の展開
三つの商店街の構築
商店街組織
勃興期
まとめ
注
参考文献
奄美有良集落における食糧生産および名瀬との間の流通
軍政府の配給制度
食糧生産地としての二つの集落
有良集落と芦花部集落の概要
有良集落と芦花部集落の交通機関
有良集落と芦花部集落における産業
藩政時代の黒糖生産地跡の再利用
私的所有権の確定
循環システムによる共同体方式
有良集落と名瀬との間の交易
まとめ
注
参考文献
第4部 米軍統治下における人口動態
奄美群島における日本復帰運動
歴史的「2・2宣言」
奄美群島日本復帰協議会
請願書
陳情嘆願書
対日講和条約
ダレス声明
奄美群島の日本返還
日本復帰運動史
注
参考文献
米軍統治下における奄美諸島と沖縄諸島との間の人の移動と非正規交易
奄美から沖縄への人口移動
沖縄における就業の展開
奄美群島の日本返還
まとめ
注
参考文献
米軍統治下の奄美における人口動態―沖縄中心商業地区の奄美出身者の集団社会―
人口移動の推移
奄美群島の人口動態
沖縄における中心商業圏と奄美出身者の社会集団
就業地域
コザの中心商業地区の形成
まとめ
注
参考文献
奄美から沖縄への移動―奄美から沖縄へ移動した人物の永住までの事例―
沖縄の再建期
勉学と経済活動
『目で見る 養秀百三十年』の養秀人物録
まとめ
注
参考文献
総括―米軍統治下の自立的思考に育まれた奄美経済―
自立経済の展開とその背景
ミスマッチな政策
機能しない政策
カツギ屋による食糧補完
食糧不足を補完した食糧生産集落
生活必需品の補完
地域産業の勃興
奄美の未来を踏まえた非正規渡航と群民運動
軍政府の奄美に対する処遇の詳細
税源と教育問題
沖縄における外国人となった奄美の人々
まとめ
参考文献
あとがき
協力者一覧
索引
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