僕たちは戦後史を知らない
- サブタイトル
- 日本の「敗戦」は4回繰り返された
- 編著者名
- 佐藤 健志 著
- 出版者
- 祥伝社
- 出版年月
- 2013年(平成25年)12月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 292p
- ISBN
- 9784396614782
- NDC(分類)
- 210.76
- 請求記号
- 210.76/Sa85
- 保管場所
- 開架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
まえがき
第1章 「終戦」を疑え(1941年~1947年)
戦後はいつまで続くのか?
「戦前」の規定から始めよう
放棄された国家戦略
価値観の逆転はなぜ起きた
「終戦記念日」という二重の大ウソ
戦後の真の原点とは
第2章 「負けるが勝ち」のカラクリ(1945年~1948年)
語り継がれない占領
進駐軍・駐留軍も大ウソだ
日本人のシュールな現実認識
「負けて勝った」というホンネ
アメリカこそ「真の日本」だった!
マッカーサーは神武天皇と見なされた!
プリンスかジミーか
ベールのかかった現実
第3章 占領の舞台裏をさぐる(1945年~1949年)
ファンタジーの成立条件
単独占領をめぐる真相
アメリカのボスは誰だ?
冷戦が生んだ「マッカーサー丸投げ」
軍の規律とチョコレート
「寛大な占領」の背後にあるもの
元帥の人気取り顛末記
初期設定はどう揺らいだか
経済安定化と賠償中止
第4章 幻想を捨てずに独立する方法(1949年~1959年)
なぜ『青い山脈』の台詞は変更されたのか
曖昧になった日本人の本心
「逆コース」の何がまずいのか?
再軍備とマッカーサーの真意
朝鮮戦争勃発がもたらした衝撃
軍(いくさ)ができれば腹も一杯
元帥解任を日本人はどう受け止めたか
幻想から追放された元帥
戦後における「右」と「左」の成立
反米にひそむ自己矛盾
経済成長の隠れた原動力
第5章 高度成長という風景(1960年~1972年)
「ファンタジーの戦後史」の分裂
「もう騙されない」の不幸
スターリン批判の衝撃
「真の日本」はどこにもなかった!
モノの貧しさ、心の貧しさ
嘘の感情で連帯できるか
安保改定をめぐるシュールな対立
所得倍増は風景も変える
オリンピックを呪った男
風景論は何に行きつくか
左翼、近代を否定する!
世界革命は自滅への道
生きがいを感じないことが生きがい
憲法に身体をぶつけて死ね
繁栄はガラス細工のように
第6章 戦後は終わっても終わらない(1972年~1980年)
繁栄もまた戦災である
失われた「芯や種」
そして街は姿を消す
シラケをめぐる真実
終末論が流行った背景
『日本沈没』と石油危機
ノストラダムスを再評価する
世も末だった一九七四年
敗戦への精神的逆戻り
日本はホントに自殺するのか?
保守型ファンタジーの逆襲
グループ一九八四年の重大な見落とし
再生の内実をあばく
一九八〇年代にいたる道
第7章 螺旋階段の三〇年(1980年~)
ノストラダムスVS政治学者
堂々めぐりの基本パターン
保守、日本を否定する!
なんとなく、アメリカ並み
ネアカのメリークリスマス
バブルも「過去の繰り返し」だった
暴走を始めた「何でもあり」
構造改革のシュールな正体
連帯喪失から恋愛不能へ
自民党、自己破壊に取り組む!
三度訪れた「第二の敗戦」
新たな大東亜共栄圏の誕生
おわりに 「勝つが負け」を超えて
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