占領期の出版メディアと検閲
巻頭カラー図版
総論(岩崎文人)
GHQ
SCAP占領下の文学―表現への欲望とその抑圧
戦前の言論統制
未曾有の出版状況
地方文壇を牽引した文学者
同伴者
占領下の文学者
CCD(民間検閲支隊)による検閲
検閲と原爆表現
散文(岩崎清一郎)
高揚への軌跡
焼け果てて樹々のみ黒き
原爆は敬遠・回避―反「中国文化」
「反戦」と「希望」―A・マルローに倣って
自己表現に魅せられた高校生たち
中央へのレジスタンス―「世代」の気負い
山っ気のめざすところ―「天邪鬼」
「原爆」への関与、占領期からの脱皮
ゆかりある作家の列伝(抄)
児童文学(三浦精子)
「ぎんのすず」(広島図書)を中心に
はじめに
子どもの本の発行
おわりに
総合雑誌・サークル誌・大学高校文芸誌(長津功三良)
若い才能の開花と挫折
はじめに
廃墟の中からの新しい出発「総合雑誌的なもの」
活発な職場活動の台頭・総合雑誌的な「サークル誌」
青年達の華麗な開花「高校・大学の文芸誌」
詩(福谷昭二)
詩誌の活動を中心として
はじめに
戦後初期の広島県内の詩誌・詩集
広島市における現代詩の復活
広島市の総合詩誌「地核」の活動
詩誌「われらの詩」とヒロシマの詩
現代詩の追求―詩誌「ABSURDE」
戦後現代詩への道程―「ABSURDE」101号から「知覚」へ
おわりに
俳句(飯野幸雄)
戦後広島の俳句の復興者たち
はじめに
占領期の広島俳句界の動向
プランゲ文庫と俳句
広島俳句前史
戦後の広島の俳句雑誌の創刊と創刊者たち
おわりに
短歌(山本光珠)
1945-1954
はじめに
昭和二十年(一九四五)後半
昭和二十一年(一九四六)前半
昭和二十一年(一九四六)後半
昭和二十二年(一九四七)
昭和二十三年(一九四八)
昭和二十四―二十七年(一九四九―一九五二)
独立以後
年表
刊行に至るまで(山田夏樹)
あとがき(山本光珠)