ソロモン収容所

第一章　横須賀海兵団
高まる海軍熱
横須賀海兵団へ入団
罰直あれこれ
高くついた仇討ち
海兵団の"神様"
　
第二章　海軍工機学校
土浦航空隊へ
知らぬ間の工機学校受験
だめ練習生
　
第三章　ポナペ警備隊
出動
ポナペ島第四十二警備隊
舟艇作業
美人ぞろいの島
さらば南海の楽園
　
第四章　ナウル警備隊
ナウル島第六十七警備隊
渡辺補充兵の死
腰を抜かした兵長
対空戦闘・鑑砲射撃
敵機動部隊現わる
命令違反
　
第五章　自給自足の日々
銃殺覚悟の戦闘食盗み
機工隊へ転勤
中国人に発電機を習う
葛田少尉、岡部少佐に諫言
漁労班として活躍
島民とまちがえられる
　
第六章　敗戦
無条件降伏
少佐を足蹴にする
海岸からの撤退
報復は果せず
タロキナへ連行される
死の行進
　
第七章　ソロモン・タロキナ収容所
豪兵の強奪
豚の寝床
荒川上等兵、蘇生する
電気葉っぱで用便
物々交換市
陸軍部隊とブカ部隊も入所
第一次戦犯容疑者探し
豪軍使役隊
決死の食糧泥棒隊
　
第八章　ソロモン・ピエズ島収容所
ファウロ四島へ強制移駐
宿舎の建設
第二次戦犯容疑者探し
マラリア患者の発生
残務整理隊合流す
葛田少尉の怒り
作業隊の派遣
　
第九章　マラリアとの戦い
戦友と再会する
腐乱する死体群
勝野兵長と佐藤補充兵の死
ポナペ部隊ほとんど壊滅す
看護兵と傷病兵
狂える補充兵
葛田少尉、マラリアに倒る
　
第十章　復員
病院船氷川丸来る
乗船するもついにダウン
豪軍の犯罪と高級将校たちの責任
戦友会でつるしあげ
　
あとがき