図書キョウドウ ヘンシュウ センソウ オ ハックツ スル000057557

共同編集戦争を発掘する

サブタイトル1~10
「被害、加害、反戦抵抗」とあすの日本
編著者名
大阪教職員組合 共同編集
出版者
日本機関紙出版センター
出版年月
1985年(昭和60年)8月
大きさ(縦×横)cm
27×
ページ
122p
ISBN
NDC(分類)
210.75
請求記号
210.75/O73
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

はじめに
 
第1章 職場で発掘する
よびかけ人のことば[1](明石三郎/浜村淳/難波利三)
主任手当拠出金で戦争遺跡地図〈平和教育パネル府下の学校へ〉(大阪教職員組合)
「核戦争やめて」と子どもの声〈紙面に登場する組合員や母子〉(阪急電鉄労働組合)
府庁地下室には当時の鉄格子〈18支部で行政と戦争洗い出す〉(大阪府職員労働組合婦人部)
広告がうつし出す戦時下のくらし〈広告労働者手づくりの展示会〉(全国広告労協関西地区協議会)
加害
組合員・管理職全体で"平和のための三日展"〈大阪支部では文集づくり〉(全司法労組大阪支部・奈良支部)
「貯金と戦争」コーナーで仕事見つめ直す〈職場で地域で5回目の戦争展〉(全逓大阪貯金支部)
 
第2章 学園で発掘する
よびかけ人のことば[2](糸川精一/北尻得五郎)
区内20ヵ所の戦跡をスライド上映〈企画たて素材集め創意の戦争展〉(大阪市立歌島中学校)
戦争体験記事で新聞づくり〈夏休み祖父母に聞きとり調査〉(大東市立深野小学校)
文化祭の準備活動で体感する平和の重み〈夏休み含め3ヵ月の調査研究〉(大阪府立清水谷高等学校)
3ヵ年の系統的な平和学習〈平和教育で戦争体験文集発行〉(寝屋川市立第二中学校)
一問一答式ノートやニュースで事前学習〈沖縄学習旅行に取り組む高校生〉(大阪高校教職員組合)
政府の救済措置もない従軍看護婦たち〈戦時中の医療状況の調査活動〉(泉州看護専門学校学生自治会)
 
第3章 地域社会で発掘する
よびかけ人のことば[3](菅原藤子/中瀬寿一/原清)
8年間の相談500件から30の典型まとめる〈平和への遺産シリーズ発行〉(大阪市原爆被害者の会)
5回の空襲被害を地図に〈体験聞きとりスケッチも〉(堺平和のための戦争展)
学徒動員コーナーに大きな反響〈大阪・堺につぐ戦災都市豊中〉(豊中戦争資料展)
旅館に残っていた特攻隊の遺言集〈戦争展発掘調査班 連日地域へ〉(八尾平和のための戦争展)
子どもと平和を語りあうイベント〈第一回目のつどいに市民千2百人〉(子どもたちの未来と平和を語る集い)
岸壁からアジア各地へ出征兵〈大空襲に高潮の追い打ちで人口激減〉(港区私たちと戦争展)
消えた村4集落・ため池19個〈飛行場跡と戦没調査で地図つくり〉(泉佐野平和のための戦争資料展)
176人が体験を綴った「私たちと戦争」シリーズ〈常設の資料館建設にも力〉(「平和のための戦争資料館」をつくる会)
戦時下の柏原をレポート〈各団体への依頼はテープで〉(柏原平和市民フェスティバル)
 
第4章 生協で発掘する
よびかけ人のことば[4](青木一/水木モリエ/小山仁示)
語り継がれる100を超す戦争体験〈毎年一回7冊の冊子にまとめる〉(大阪いずみ市民生活協同組合)
私たちに核はいりません
60の運営委で一回はパネル展を〈バザー・交換会併設で工夫〉(大阪かわち市民生活協同組合)
300の家族が"非核家族宣言"〈身近に参加できる平和運動をと〉(大阪よどがわ市民生活協同組合)
若い主婦たち70%が「平和運動」賛成〈沖縄戦跡基地調査の報告 地域で〉(大阪みなみ市民生活協同組合)
毎年母子ペアの代表団を派遣〈食べられる野草など関心よぶつどいも〉(大阪北生活協同組合)
 
第5章 自治体で発掘する
よびかけ人のことば[5](亀田得治/林智)
畑に墜落機の残骸 市が調査と発掘〈空襲の記録や所有者の証言から〉(豊中市)
全戸12万軒に体験特集の広報配布〈役所の中に平和の連絡会議〉(吹田市)
火薬工場の煙突を永久保存〈不戦誓う平和のシンボルにと母親たち〉(枚方市)
体験語る市民の姿を20分のビデオに〈庁舎の待合室で3ヵ月放映〉(羽曳野市)
 
第6章 全国で発掘する
4百字詰めで一万枚の記録あつまる〈現在のための歴史資料にと〉(東京空襲を記録する会)
数字の裏側にひそむ悲惨な事実〈死者たちの声なき声を証言集に〉(大阪大空襲の体験を語る会)
資金出しあい原爆写真集世界に〈18万口集めた10フィート運動〉(子どもたちに世界に! 被爆の記録を贈る会 平和博物館を創る会)
71本3万7千フィートのフィルム購入〈沖縄戦を伝える貴重な記録〉(沖縄戦記録フィルム1フィート運動の会)
戦争の本質を知らす系統的展示〈過去5回の資料展の特徴〉(東京「平和のための戦争資料展」)
戦後も残る通信基地群〈全県あげて基地返還要求〉(平和のための埼玉の戦争展)
南京大虐殺の事実語る陣中日記〈手帳に毒ガス戦の記録も〉(平和のための京都の戦争展)
自発的な創意で戦争展と本づくり〈市民の広場に2百人が入会〉(宇和島で平和を考える市民の広場)
4年間に224万人の参観者〈会場で元七三一隊員たちの再会も〉(平和のための大阪の戦争展)
 
終章 戦争体験・遺跡の発掘と展示運動(小山仁示)
歴史的抹殺に市民の良識
122万5千人が家を失った
戦争の傷痕は必ずある
 
おわりに
索引
執筆者・取材協力者・編集委員一覧
共同編集団体一覧
 
グラビア
大教組の戦争遺跡地図
大阪空襲体験画
ゲートル・たすき
大政翼賛会ポスター
大阪高校生平和ゼミナール作成大阪城周辺の戦跡マップ