図書アボジ ガ コエタ ウミ000057536

アボジがこえた海

サブタイトル1~10
編著者名
李 興燮 [著]
出版者
葦書房
出版年月
1987年(昭和62年)4月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
192p
ISBN
NDC(分類)
366.8
請求記号
366.8/R32
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

アボジから娘へ
 
I 遠い旅の始まり
ある日、とつぜん
一九四四年五月
暗い海峡をこえて
はじめての日本
祖国・黄海道谷山の記憶
到着の一夜があけて
軍隊式の訓練
炭鉱の掘進夫として
リンチ場面の目撃
強制労働の日々
とつぜん禁止されたお盆の外出許可
逃走への意志
「非国民」の烙印
二重の差別のなかで
外出組が帰ってくる
食堂の監視人ふえる
三人の脱走者
食堂でのできごと
坑内での仕事
おこげご飯の秘密
大本営発表のウソ
祖国への想い
弁当のこと
坑内での厳しい作業
はじめての給料
 
II 海峡のみえる場所まで
祖国からの手紙
脱走へ向けて
十一月から給料が上がる
脱走計画
最後の食事
外出許可がおりる
決行
運命のバスに乗って
バスの中で考えたこと
 
III みえない祖国を抱いて
炭鉱逃亡者
唐津の町
衛兵所へ迷いこむ
メモをたよりに
橋の上での出会い
白米ご飯に朝鮮漬
無事宿舎に入る
新しい名前で
私は生きる
陸上げ作業
福岡県の小さな漁村へ
さらに西へ
多々良青年学校
三度めの出奔
松汁の記憶
板付飛行場の整理作業員として
再度の潜行
ドラム缶の雨
はじめての汽車
三百円で仕入れた情報
朝鮮総督府の行い
人間の叫びとして
 
父の生きざまを胸にだいて(李東珣)
体験記をお願いして(室田卓雄)
書き終えて(李興燮)