占領下の教育改革と検閲

第一章　神道指令の成立過程（高橋史朗）
一、　神道指令の歴史的背景
二、　神道指令の思想的背景
三、　神道指令の成立過程
四、　結論
　
第二章　教育勅語の廃止家庭（高橋史朗）
一、　戦後教育改革の起点
二、　国体破壊政策とホルトムの影響
三、　教育勅語の排除過程
　
第三章　占領下の教育勅語と検閲（高橋史朗）
一、　「国体の護持」と「民主主義」
二、　「軍国主義」「超国家主義」の定義
三、　日系二世が受けた教育の影響
四、　教育雑誌にみる占領下検閲の問題
五、　修身教科書の分析と教科書検閲
　
第四章　一九四六年暫定歴史教科書・苦悶の誕生（ハリー・レイ）
一、　背景
二、　一九四五年十二月三十一日の指令が生み出した問題
三、　教科書編集手続きの混乱
四、　豊田対ワンダリック、トレイナー―そのジレンマ―
五、　教科書草稿の不当性の立証
六、　行き詰まり、文部省の当惑、仲介者と市川”O-L”
七、　解決
八、　思い違いと誤解の現状
九、　教科書執筆の真相
十、　新しい歴史学の誕生と論戦
十一、　後記
　
第五章　紀元節及び学校儀式の廃止過程（高橋史朗）
一、　紀元節の廃止過程
二、　学校儀式の廃止過程
　
第六章　占領教育史研究の動向と課題（高橋史朗）
一、　占領教育史研究の意義
二、　占領教育史研究の概況
三、　在米文書の概況と今後の課題
　
あとがき
資料１
資料2