図書シンブン カメラマン ノ ショウゲン000057410

新聞カメラマンの証言

サブタイトル1~10
戦後新聞写真史
編著者名
出版者
日本新聞協会
出版年月
1986年(昭和61年)2月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
334,xip
ISBN
NDC(分類)
070
請求記号
070/Sh59
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

はじめに
 
新聞人か日本人か―終戦時の取材をめぐる苦悩
昭和二十年八月十五日
くもるファインダー
二重橋前の情景
つらいがあえて撮る
写真を載せなかった新聞
日本人なら写真は撮れない
歴史の転換と人生の転換
その他の情景
〔付〕戦争犠牲者
 
「ボン焚き三年」たちの戦
戦争記録フィルムの処分
「ストップ、ジェネラル」
近衛公の自殺
新生の息吹き
「暗室三年」の修行
アンゴー、パルモスの時代
勘を養うボン焚き
活字だらけの新聞紙面
〔付〕乾板からフィルムへ
 
御真影から人間天皇へ
「責任を負うべき者は私です」
「日本に与える新聞遵則」
アメリカ人カメラマンの非礼?
ゴーリー傑作写真
陛下に言葉をかける!
急激に変化する撮影態度
サービス精神を発揮
 
スピグラと鳩の黄金時代
スピグラの流入
有能かつ万能なスピグラ
「西部劇ごっこ」
数々の苦い経験
有楽町上空の鳩の群れ
鳩はどこへ行った
ウィルソン号船上の皇太子殿下
〔付〕伝書鳩の歴史
 
写真時代の夜明け
「もっとも真実を伝えるものは写真である」
サン写真新聞の死体写真
帝銀事件のカメラ取材合戦
激化する取材競争
平沢による毒殺実演シーン
もう一つの特ダネ
 
読者提供写真のはしり
膨大なシャッターチャンス
戦後初の読者提供写真
新聞社と読者を結ぶ組織
紫雲丸事件
撮影者への非難
その時どうしたか
プロとアマの一線
ヒューマニズムをかなでる
遭難者をどうしたか
市民としてのモラル
 
戦後初めての晴れやかな海外取材
対日講和会議
乗り合わせた二人
朝日・黒川 vs 共同・和久
ヘルシンキ・オリンピック大会
望遠レンズは二五〇ミリまで
五割の運があればよい
〔付〕戦後の電送について
 
カメラマンの空中戦が始まった
「もく星」号事故
航空写真のツキ男
洞爺丸の転覆
ヘリが活躍した薬師岳遭難事故
ホバリングで待つシャッターチャンス
事故と隣り合わせの航空取材
決死的取材
遭難者救出にも活躍
生きのいい新聞
 
スポーツ写真の歴史
スポーツ紙の創刊
三十キロの機材
シャッターチャンスをのがすな
撮影位置を変えよ
「馬と泥水」
頭を使え
準備を怠るな
 
浅沼刺殺事件でストロボの威力発揮
明けても暮れてもデモ取材
「暴力を排し議会主義を守れ」
浅沼刺殺事件
ヤジが渦巻く演説会場
あわてるな!
ストロボの威力
決定的瞬間とは
〔付〕安保関係の主な出来事(唱和三十五年)
 
東京オリンピックにおける陰の演出者
よろこびよ、いつまでも!
心臓の鼓動がきこえる
「バトンは私の恋人よ」
月下の孤独の舞
物憂い表情
ドラマがすべてではない
蚊トンボの脚と黄金の腕
新聞カメラマンの挑戦
〔付〕東京オリンピックの写真取材体制
 
公害時代の考えるカメラマン
見るニュース面
問題意識の具象化
汚い海に潜る
泥水で現像できた?!
病み疲れた川
ざん壕を出て突撃
ダケレオタイプ・カメラ
水中取材
 
ベトナム戦争を撮る
遠く平和をのぞみながら
ピカソの人物画
「無理をする必要はない」
解放村でピール
解放戦線兵士に捕われる
複雑怪奇なスパイ網
「平和を一枚で表現しろ」
実弾で戦争ごっこ
「パウチが逃げるぞ」
「人間がこわい」
 
四十年代の大事故、大事件に追われて
全日空機墜落
カナダ航空機、霧の羽田で炎上
BOAC機富士山へ
遺体写真の扱い
金嬉老の"記者会見"
取材に対する批判
日本刀と首
 
四十年代の政治闘争を撮る
二重映しの思い出
「なぜ写真を撮るのか」
「フィルムをよこせ」
向こうきずはカメラマンの勲章
臨機応変
農民の純朴さと悲しみと
〔付〕四十年代前半の主な事件
 
四十年代の海外事件取材
期待、不安、焦燥
写真電送
「ルバング島の運動会」
もう一人ほしい
ダッカで現地協定
表玄関か裏玄関か
 
地方紙カメラマンの奮戦記
オーロラ
大雪
暴力団
張り込み
地震
ダム
野球
火山
蝶々
赤ん坊
<新聞協会賞・受賞>ソ連ミグ25戦闘機によるベレンコ中尉亡命事件
中国漁船団による尖閣領海侵犯事件
高校生宙に舞う
<新聞協会・会長表彰>みどり丸遭難事件
 
札幌オリンピックと浅間山荘事件
選手一人に取材者三人
カメラ位置の善しあし
木登りとタコつぼと
「連合赤軍」浅間山荘に立てこもる
指をシャッターに固定
被写体を求めて前へ
事件現場は二度見る
 
ロッキード事件
二枚の紙切れ
児玉誉士夫を撮る
児玉邸で自爆?
裏をかく
「ご存知の人」
手作りと待ち
忙中閑あり
〔付〕ロッキード事件の主な経過(昭和五十一年)
 
完全な自由をよこせというのではない
記念写真からニュース写真へ
昔からのしきたり
無理な注文
新潮社が遺憾の社告
自由の行き過ぎから禁止へ
七項目の取材基準
証拠写真の提出命令
裁判の公正と報道の自由
民主化の介添役
 
二十一世紀に希望はあるか
将来を占う大勝負
速報性を実証
技術革新の波
新聞カメラマンの独自性
映像係
新聞カメラマンの退化の危険
JPPA
写真が新聞を制する
合成写真の許容度
 
〔十一人の証言―あの日あのころ〕
あの日の地獄絵図(松重美人)
写真部復帰のころ(倉本正一)
東北巡幸の思い出(山田庄左衛門)
ハトに勝つ(高橋栄一)
福井地震との遭遇(八木実)
仮病(吉岡専造)
パイロットとしての体験(後藤光夫)
関西のスポーツカメラマン(永田照夫)
患者救済のための報道(坂本徹)
沖縄で「ベトナム戦争」を撮る(國吉永啓)
命がけの職業(松尾芳彦)
 
あとがき(兼子昭一郎)