嶋清一

推薦の辞

プロローグ
一枚の写真
語り部・古角
野球殿堂入り候補に

第一章　出陣学徒壮行会の夜
同じ日のもう一枚
それぞれの想い
写真は語る

第二章　意志薄弱・精神的動揺
理想のフォーム
新聞記事は事実ではない
突然の乱れ
まさかの逆転負け

第三章　丸山の一念
打倒・和中
野球部創設
悔しい日没再試合
ついに和中を破る
海草中と明大
丸山と繁代の出会い
後援会創設

第四章　プレートを死守せよ
蓮へのピッチング
丸山のスカウトで海草中へ
「大投手になれよ」　長谷川の指導

第五章　親友・古角との出会い
新宮中から海草中へ
セイ坊と俊さん
和中・西本の想い
林・野口との投手戦

第六章　敵のない男
深夜の日記
嶋の家
川上との対決と宿敵・野口
捕手・皆岡との確執とファンの中傷

第七章　合議制
主将に抜擢
理想の家族
最適の女房役
ゲージの誓い
ノートフレンドをつくれ
杉浦の意地
月夜の偵察
妹・信子と父・権次郎の想い

第八章　ノーヒットノーラン
武士道精神の選手宣誓
全力突破・嘉義中戦
唯一、三塁を許した米子中戦
一戦一勝、準決勝・島田商戦
楽に勝った決勝・下関商戦
驚異的な記録
初めての涙

第九章　神宮のプレート
明治大学入学
神宮でのデビュー戦
甲子園大会中止
プロ野球勧誘事件
大下弘、明大野球部入部
初空襲と文部省錬成大会
繰り上げ卒業、防空演習、そして食糧難
最後のリーグ戦

第十章　海ゆかばと浜木綿の花
海草中野球部と東京六大学リーグ解散
明大野球部戦前最後の主将に
学徒出陣と嶋の夢
それぞれの徴兵検査
心情の違い　嶋、真田、そして学生詩人
結婚、入隊、そして古角との別れ
再会　嶋と真田、そしてよしこ
嶋清一、海に消える

第十一章　六十年越の友情
「白球飛び交うところに平和あり」
初代審判委員長・丸山の奮闘
新宮高校野球部監督に就任した古角
プロで大活躍した真田、そして丸山の死
甦った記憶
六十年ぶりの再会

エピローグ

あとがき
年譜
公式戦全成績