外貨を稼いだ男たち
まえがき
第1章 明治維新から第一次大戦までの通商 1968年から1914年における商社・銀行・海運
直貿易への挑戦と「森村ブラザーズの発展」
三井物産の勃興と「物産ロンドン支店」
横浜正金銀行は実質国立銀行だった
劣等行員が文化勲章をもらった
日本のフラッグシップ・日本郵船
第2章 第一次大戦から第二次大戦までの通商 1914年から1939年までの商社・銀行・海運
「物産に追いつけ」
秦豊吉の世界=1920年代の三菱商事ベルリン支店
横浜正金銀行ロンドン支店長・巽孝之丞
第一次大戦の海運景気から豪華客船の時代へ
海上ビジネスマンの洋行
第3章 技術導入には洋行が必要 1867年から1939年までの製造業
綿工業の躍進・武藤山治と田中千代
鉄は国家の基なり
三井グループの中興の祖・団琢磨と牧田環の米英炭坑巡り
職工さんもロンドンを歩いた
アルミ技術はお国のため
第4章 報道マンの国際化は早かった 1868年から1939年までの報道
新聞社はイベントが得意
特派員の派遣は従軍記者から始まった
横光利一のベルリン・オリンピック報道
破天荒と反骨の特派員・大庭柯公
第5章 第二次大戦前の洋行ビジネスマンたち 1868年から1939年までの全体レビュー
一流半国の日本
チャイナ・サービスという黒子
夢のような海外赴任
いざという時は大使館と日本人会
飲食は元気の源
欧米からの引き揚げは何とも複雑
第6章 ラスト・リゾート・ベルリン 1939年から1945年までのベルリン全体論
ベルリンやもめ世界
しこりを残したユダヤ人迫害と太平洋戦争の開戦
記者たちだけは最後まで大忙し
ビジネスマンの潜航3万キロ
さらばベルリン
エピローグ 企業グローバル化の時代まで 1945年以降現在までの全体論
しばしのセンチメンタル・ジャーニー
グローバル企業の時代にはなったが……
あとがき
主要参考文献