敗戦
- サブタイトル
- 満州追想
- 編著者名
- 岩見 隆夫 著
- 出版者
- 原書房
- 出版年月
- 2013年(平成25年)7月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 217p,図版[1]p
- ISBN
- 9784562049325
- NDC(分類)
- 916
- 請求記号
- 916/I94
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに
1 引揚げ船出港前夜
一年半ぶり、最後のコメ
次々と「死」が
2 ああ、祖国
狂気の船中
初めての故郷「日本」
3 ソ連の侵攻
天地を揺るがす地鳴り
「裏切り」と「復讐」の修羅場
4 ソ連兵の狼籍
洗面器でソ連兵を撃退
完全な無法地帯
5 敗戦後の生活苦
ソ連軍の占拠
「子どものほうが商売に向いている」
6 子どもたちの「商戦」
客が喜ぶ「たばこ」とは
恐いもの知らず
7 それぞれの「記憶」
引揚げ者の集い
「儲けられたのが信じられない」
8 満州奥地の惨状
記録された惨劇
「葛根廟事件」
9 記録に残された「満州」
「満州」の語源と人々の思い
「謝文東が救援に来てくれる」
10 悲惨! 満蒙開拓団
開拓団全滅の真相
発端は、大本営と関東軍の「対ソ恐怖心」
11 シベリア抑留者の帰還
赤い帰還者
帰国後の「差別」
12 終わらない「シベリア抑留者の闘い」
「異国の丘」余話
情義なき政治
13 「シベリア抑留」の理由
「報復説」と「密約説」
楽観的すぎた予測
14 遠ざかる祖国
減っていく仲間
シベリア連行の「絶望」
15 田中角栄の反撃
ソ連主導の「国交回復」
ソ連への怨念
16 変わり果てた故郷・大連
海路「大連」へ
「八号岸壁」に接岸
17 満鉄経営の「陽と陰」
「関東大震災の復興」と「台湾経営」
「仮装」による二重性
18 満州権益をめぐる攻防
敵にも味方にもなった「日露関係」
自由な精神と強固な結束
19 満鉄事件
「統帥権に容喙するとは無礼な!」
関東軍の陰謀を追認
20 首謀者「石原莞爾」
石原莞爾の「世界最終戦論」
「好機はいまだ!」
21 日中関係にかかる霧
変化した歴史認識
満州国に翻弄された清帝
22 「民族協和」の理想主義
矛盾した「理想」
満州青年連盟を率いた「小澤開作」
23 岸信介の「作品」
貧弱な国家経営
官僚の軍部操作
24 満業設立に奔走した長州人
「五カ年計画」を実施
産業、経済の実権を握った「三スケ」
25 満州への眼差し
名前の由来は「満州」と「ジュネーブ」
「満州での実験」を自画自賛した岸信介
26 薄れゆく敗戦の歴史
フィルムに残した引揚げの記録
「戦争を知ってもらいたかった」
27 「満州ブーム」と継承責任
満州侵略とロマン
戦後世代が伝える「満州」
あとがき―平和論をめぐって
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