それからの特攻の母
推薦のことば
はしがき
序章
第1章 戦時下の出会い、再会、そして別れ
昭和15年、東京、大学生との出会い~戦時下の税制、税務行政
昭和16年、知覧、トメさんと若き税務職員との出会い
税務講習所二期生として東京へ
昭和18年4月、千葉税務署への転勤
昭和18年10月、3人の再会と永遠の別れへ
第2章 戦争の悲しみ
細川さんからの手紙
特攻兵士との別れ
鳥濱トメさんと特攻隊員の関わり
第3章 戦後の混乱
終戦後の特攻の母と周囲の人々
小学校の代用教員として
戦後の税務行政の混乱
申告納税制度の導入と税務行政
鹿児島での税務調査とその顚末
民主主義と税務職員
密造酒の横行と取締り
シベリアからの帰還
木更津税務署からの再出発
第4章 戦後の復興から発展へ
国税庁の創設
全職員に配布された「税務研究手帳」
積極的な広報活動、広聴活動の実施
トメさんと青色申告会活動
若手実業家、田川正
日本橋税務署での個人事業者調査
査察事案への展開
運命の再会、そして再起
納税貯蓄組合活動
終章 「納税おばさん」と呼ばれて
出会い再び
熊本国税局長表彰
一日税務署長(社会のために生きて)
あとがき
参考編(参考資料)
参考資料1 戦前、戦後の税制、政務行政の歩み(変遷)~近代日本における税務行政発展の歴史~
参考資料2 戦前、戦後の国税収入構造の変遷
参考資料3 青色申告制度、納税貯蓄組合制度及び税理士制度の導入等についてのシャウプ勧告(抜粋・1949年)
参考資料4 税に関わる訓示、運営方針など
「官吏服務規律(要旨)」(1886年(明治20年)7月勅令)
「税務官吏服務心得」(全16条・要約)(1895年(明治29年)11月主税局通牒)
「税務官吏八則」(目賀田主税局長)(1895年(明治29年))
「税務講習所・五訓」(1942年(昭和17年))
「高橋衛国税庁長官訓示」(要点)(1950年(昭和25年)11月)
「昭和28年度の税務運営方針」(総説・要点)(1953年(昭和28年)4月公開通達)
参考資料5 薩摩のいろは歌(抜粋)
参考資料6 納税の歌
納税奉公歌(昭和11年制作)
納税奉公歌謡曲(昭和11年制作)
納税の歌(昭和23年制作)
参考資料7 日本国憲法(抜粋・前文、9条、30条、84条)