「靖国」と「千鳥ヶ淵」を考える
- サブタイトル
- 祥伝社新書;328
- 編著者名
- 堀内 光雄 [著]
- 出版者
- 祥伝社
- 出版年月
- 2013年(平成25年)8月
- 大きさ(縦×横)cm
- 18×
- ページ
- 224p
- ISBN
- 9784396113285
- NDC(分類)
- 210.75
- 請求記号
- 210.75/H89
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 参考文献:p222-224
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに
序章 八月十五日の玉音放送と日本人
終戦日正午に黙禱を捧げる国民性
全国戦没者追悼式と千鳥ヶ淵戦没者墓苑
「太平洋戦争」ではなく「大東亜戦争」
第一章 靖国と千鳥ヶ淵を結ぶ「桜花の絆」
皇居のお堀端に二つの戦没者追悼施設
敗戦直後の混乱を乗り切った靖国神社
戦没者の遺骨を安置する墓所の必要性
墓苑の建設に抵抗した靖国神社
靖国と千鳥ヶ淵がめざす新しい関係
第二章 あの戦争が六ケ月前に終わっていれば…
悲劇を生んだ四つの問題点を告発する
第一の告発「戦争終結の決断の遅れ」
第二の告発「広島・長崎への原爆投下」
第三の告発「アメリカ軍の無差別都市爆撃」
第四の告発「条約違反のソ連参戦とシベリア抑留」
終戦前六ヶ月間に一〇〇万人を超した戦没者
なぜ半年前に終戦を決断できなかったのか?
第三章 生と死の運命を分けた一瞬
命の尊さを教えてくれた広島の友人
悲惨な被爆体験を乗り越えた逞しい一家
平山郁夫画伯の「広島生変図」に思う
実験目的で「二発目」を落とされた長崎の悲劇
市街地への原爆投下は戦争法規違反
原爆死没者慰霊碑が見た戦後の日本
第四章 敗戦時に突きつけられた悲惨な現実
「ダモイ」を待ち焦がれたシベリア抑留者
凍土の下に眠る六万柱の抑留犠牲者
満蒙開拓団の逃避行と集団自決
ソ連戦車団による葛根廟(かっこんびょう)の大虐殺
十七歳満州国軍官学校生徒「運命の岐路」
中立条約を破棄して参戦したソ連の暴挙
第五章 残虐をきわめた米軍の「焦土作戦」
疎開先の甲府で体験した焼夷弾爆撃
B29の犠牲になった勤労動員の中学生や女学生
民間人二五万人を殺戮した非人道的な「焦土作戦」
東京の下町を焼き尽くした無差別絨毯爆撃
米軍の違法爆撃を糾弾したB級戦犯・岡田中将
「東京大空襲被害者訴訟」が問う国の賠償責任
第六章 見捨てられた「海の墓標」六万柱
開戦後一年で南太平洋の補給能力は破綻
ガダルカナル島輸送船団と船員たちの悲劇
徴用された輸送船と船員の「海の墓標」
疎開児童や十四歳少年船員の悔しい死
戦没船員の慰霊と顕影も千鳥ヶ淵戦没者墓苑で
第七章 占領支配で大きく変わった日本人の心
東京裁判とは何だったのか?
東京裁判を有名無実化したマッカーサーの証言
GHQが作成した日本国憲法の草案
占領政策に翻弄された戦後日本人の心
おわりに
日本人戦没者数
広島・長崎の原爆被害
地図(大東亜戦争全戦域)
参考文献
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