図書目録ヒロク ニホン コクボウグン クーデター ケイカク資料番号:000057317

秘録・日本国防軍クーデター計画

サブタイトル
編著者名
阿羅 健一 著
出版者
講談社
出版年月
2013年(平成25年)8月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
463p
ISBN
9784062184816
NDC(分類)
210.76
請求記号
210.76/A61
保管場所
閉架一般
内容注記
主な参考資料:p451-463
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

まえがき―歴史はいかにして歪められるか
 
第一章 松本清張の最後の仕事「服部機関」
清張が死に際し書こうとした謎
服部卓四郎を知る男
非公開の追想記の在り処
CIA文書の服部クーデター計画
「故服部卓四郎君追想記」
なぜ連隊長だけ引揚げたのか
GHQの極秘指令
大本営にいた面々の粋な人柄
服部が一人で戻った本当の理由
 
愛二章 焼かれていなかった機密資料
機密資料の全貌
秘密の資料はどこに隠されたのか
「大陸命」を日本に残す
東條英機の裁判を助ける手段
国策の経緯を網羅した一冊を作れ
東條vs.キーナン主席検事
内密に続けられた情報収集
米軍に呼びだされた服部
米軍の手から逃れるために
史料没収のピンチ
黒幕が住む屋敷へ
探し当てた戦史の神様
警察と泥棒に狙われた史料
 
第三章 極秘・国防軍計画の全貌
皇宮衛士総隊は創設されたが
第一次大戦後のドイツにならって
服部グループの顔ぶれ
マッカーサーの戦史づくり
日本人に最も好かれた米軍高官
ウイロビーが見せた武士道精神
進駐軍を警戒する服部の悩み
ウイロビーが服部を評価した理由
 
第四章 GHQを手玉にとった女帝
服部とウイロビーの接点
モダンで男まさりな外交術
ウイロビーと光子の特別な関係
女傑がピッタリする人物
米軍高官と日本人女性の噂
日本社交界を彩った女たち
愛情関係はなかった
二人の女傑の関係
服部とウイロビーを取り持つために
日本のゼークトは誰か
 
第五章 国防軍に集った軍人たち
陸軍の頭脳を司るメンバー
三十四期の三羽烏
司令部のなかで孤立していた男
服部と堀場と西浦の関係
資料整理部縮小のなかで
最後まで戦勝にこだわった男
被爆しても働き続けた軍人の勇姿
防衛部長はなぜ入水したのか
資料整理部内での論争
服部をただ一人呼び捨てにする人物
 
第六章 旧陸海軍の対立
陸海軍対立の理由
三菱航空機と中島飛行機
服部が力説した軍統合一元化
来るべき新国防軍創設の人選
東久邇宮殿下の絶大な支持を受けた人物
軍の最長老からの信頼
海軍トップの素顔
 
第七章 女スパイ・荒木光子の諜報活動
スト頻発は米軍のせいだったのか
戦争犯罪捜査のエース
日本共産党に対する情報収集の全貌
誰も語らない諜報活動の謎
共産党がつないだ二人
薄給で大きな家を借りられたわけ
占領下で行われた一番の盛宴
日本人は立ち入り禁止の家で
全国に広がる諜報組織
突然のウイロビー帰国
激化するデモの標的になった者
追放解除された政治家は次に
 
第八章 毀誉褒貶の軍人・辻政信
辻政信の本性
戦場で深まった天才・二人の絆
辻に半生を捧げた男
ノモンハンで敗れた二人は
潜伏者と連絡を取る手段
家族との久しぶりの面会で
辻のアメリカ軍人嫌い
 
第九章 GHQ内部の対立
警察予備隊設立の契機
マッカーサーの決断
予備隊のメンバー召集
ウイロビーとシェパードの力の差
米軍が優先した北朝鮮対策
文官は増原、武官は服部
増原恵吉インタビューの怪
平和な暮らしから軍に戻る決意
準備はできていた
内務官僚の縄張り争いの果てに
日本人同士で深まるミゾ
ウイロビーとホイットニーの対決
服部が激昂した決定事項とは
水泡に帰す国防軍
 
第十章 吉田茂という名の壁
吉田茂が再軍備を拒んだ理由
服部外しに固執したのはなぜか
なぜ陸軍を毛嫌いしたのか
吉田首相と軍人の関係
憲兵を憎んだ末に
Y項パージの悲劇
人事に素人だった首相
警察予備隊は烏合の衆
魂のない軍隊のつくられ方
形だけの軍隊ができた背景
ドイツと日本の決定的な違い
 
第十一章 内務官僚の大罪
陸軍に島貫四兄弟あり
徹底拒否された再軍備
国防は米軍に任せて
国民を無視した首相の君臨
密かに戦闘にだされた日本人たち
吉田の考える「国防軍」とはなにか
奇妙な文民統制
「最高指揮官は文官」という世論
内務官僚が持つ不動の力
米軍にバカにされないために
高度経済成長は戦争のおかげなのか
MSA援助の効果
吉田政治とはなんだったのか
 
第十二章 警察予備隊か国防軍か
鳩山一郎と接触するために
国防軍創設に対する日米の思い
盛りかえす防衛構想
旧軍再編を求めたアメリカ
なぜ招請状は不評だったのか
反攻しだした将校たち
旧軍人は生活苦から入隊したのか
浮上した新たな防衛隊
「上級の幹部が足りない」
大佐クラスの入隊を認めた理由
三十五期から三十九期のエリート
志と訓練のギャップ
 
第十三章 『大東亜戦争全史』の秘密
各国の戦史づくり事情
日本軍の作戦をまとめたメンバー
記憶の断片を頼りに
禁止された戦史を編纂するため
編纂における日米の課題
編集長は女に事欠かない男
秘密裡の編纂はどう進められたか
『大東亜戦争全史』ここに完成
大東亜戦争への戦慄的疑問
クーデター計画の信憑性
情報畑を歩んだ三人の意見は
クーデターを否定する者
 
第十四章 史実研究所の狙い
史実研究所とはなにか
荒木光子の幕引き
史実研究所のメンバー
服部一味と罵られても
服部に近づくスパイ
自衛隊の誕生で国防軍は
三自衛隊を調整する機関
服部を拒み続けた内務官僚
 
第十五章 再軍備の日
軍人から政界へ
服部の立候補に騒然とする人たち
親しき者が反対した理由
強力なライバル出現
服部、辞退す
選挙で旋風を巻き起こした者とは
本物の戦史をつくるために
服部が推薦した人物
戦史室の準備の途上で
服部の死
 
主な証言者・主な参考資料

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