ＧＨＱの検閲・諜報・宣伝工作

はじめに　ＰＯＣＡＰＯＮと呼ばれた男・緒方竹虎

第１章　ＧＨＱ／ＳＣＡＰによる多様な工作
１　ＣＣＤを通じた検閲工作
２　通信検閲とインテリジェンス
３　メディア検閲と諜報
４　ＣＣＤとＣＩＡの協力関係
５　ＣＩＥの宣伝・宣撫工作

第２章　通信検閲と諜報工作
１　重視された郵便検閲
２　電信・電話検閲による諜報工作
３　ウォッチ・リストとＴＯＳ
４　ＰＰＢ部門と通信部門との異なる目的

第３章　活字メディア検閲
１　事前検閲の開始
２　最初から事後検閲のメディア
３　事後検閲への移行の諸段階
４　ＣＣＤ検閲の終わり

第４章　放送・紙芝居・映画検閲
１　放送検閲
２　ビクトリアル・メディア検閲

第５章　日本人の反応
１　経験語らぬ日本人検閲者
２　検閲優等生の朝日新聞
３　日本共産党メディアのプレス・コード違反事件
４　右翼の対応
５　永井荷風とフラタニゼーション

おわりに　功を奏した多重的ブラック化裝置

あとがき

注
付録　略号表
付録　プレス・コードその他
索引