孫たちへの証言 第24集
- サブタイトル
- これだけは次代へ伝えたい《私の戦時体験》
- 編著者名
- 福山 琢磨 企画・制作、編者
- 出版者
- 新風書房
- 出版年月
- 2011年(平成23年)8月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 266p
- ISBN
- 9784882697336
- NDC(分類)
- 916
- 請求記号
- 916/F85/24
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
第一部 国内での体験
広島市千田町の電車の中で被爆(三重県桑名市・伊藤晶)
ピカの爆風で寮の下敷きになり観念したが(横浜市・隈本寛子)
運命の六日、原爆の熱線受けるも助かる(三重県伊勢市・川﨑治)
広島師範学校の校庭で被爆、発熱で意識不明に(広島市・寺西勝利)
厩橋は火で通れず立ち往生、工場の扉開く(茨城県笠間市・伊能政子)
けやき並木が炎のトンネルと化す恐怖(東京都 桝永勝)
東京大空襲で菊川に飛び込み私だけ助かる(東京都 若杉照子)
東京大空襲、炎の中を母の叱咤で逃げのびる(横浜市・浅野みどり)
全焼した校舎「私たちの手で」の意気込み(東京都・富岡陽子)
終戦の日、星空眺め「平和」を実感(東京都武蔵村山市・郷田知美)
大阪大空襲で母は西島国民学校に避難して無事(大阪府枚方市・福永豊)
八尾で夜間に電車が狙われ爆弾投下される(大阪府柏原市・林昭夫)
大阪堺筋に空襲中のB29が墜落し炎上(大阪市・柿花ミサ子)
愛国心に燃え看護婦となって大阪陸軍病院で働く(彦根市・森ふみ子)
青森空襲で父爆死、終戦が五日早ければと無念(青森県北津軽郡・石郷岡せつ子)
日立で艦砲射撃を受け、振り替え休みで助かる(茨城県東茨城郡・所美恵子)
爆撃され多くの犠牲者出した千葉師範の学校工場(千葉市・中西百合)
浜松空襲で新型油脂焼夷弾にやられ大火傷負う(浜松市・木津正男)
私も対戦車部隊の特攻隊員だった(愛知県稲沢市・大沢甲子男)
岐阜空襲、防空壕から脱出し助かる(千葉市・小谷勝一)
岐阜空襲で家族は助かるが、父はビルマで戦死(岐阜市・浅野さだ子)
メチルアルコール飲み盲人となった父(福岡県北九州市・長田あいゆ)
「文ちゃん、おあがり、白いご飯よ」(大分県・佐藤宏子)
空襲下の徳之島、命がけで父の葬儀(茨城県取手市・坂木てい子)
母に聞く学童疎開船「対馬丸」の悲劇(栃木市・上野和子)
多感な少女期、家族の分散は大きく影響(千葉県習志野市・渡辺雅子)
東京から疎開した熊本でまたも空襲に遭う(千葉県・中村敏和)
集団疎開児童、卒業式に東京に帰り悲劇(神奈川県厚木市・熊倉芳枝)
低学年女子学徒勤労報国隊で風船爆弾作る(千葉県柏市・北の英子)
長崎の空に立ち上がる原爆雲を見て、広島へ急いで帰る(長崎県大村市・坂井タニ)
第二部 国外での体験
家に火を放ち周家開拓村を後にする(静岡県浜松市・小川ぎん)
パナマへ移民、戦争のため捕虜交換船で帰国(静岡県沼津市・杉山とよ)
「依蘭開拓団」鉄船で脱出、全員が帰国果たす(鳥取県境港市・黒見武四郎)
「義勇隊訓練生の軍属八十人」四道嶺貨物廠でかく戦えり(大津市・塚野庸男)
旅順陸軍病院から患者さんと共に海城を経て帰国(水戸市・清浄かね)
救護班佐賀支部の一員として北京、天壇などで働く(佐賀県杵島郡・溝上シヅエ)
召集受け従軍看護婦として南方を転戦(千葉県東金市・稲垣茂子)
各地の陸軍病院を転属、実弾射撃の訓練も(東京都・清水サチエ)
中国へ残留、看護婦として定年を迎え、日本へ帰る(神奈川県藤沢市・山川敬子)
戦艦「武蔵」の乗組員として海中から最期を見守る(岩手県・伊藤三郎)
何度も輸送船が撃沈されるも運良く助かる(栃木県那須烏山市・鈴木正巳)
特務艦「足摺」が撃沈されるも九死に一生を得る(長野県佐久市・白瀬梅雄)
硫黄島到着直前に輸送船撃沈、九死に一生(島根県安来市・安原晴源)
輸送船「室戸丸」が撃沈、漂流後救助される(香川県坂出市・吉林武)
受領した兵員輸送中、船が撃沈され多くの死者(佐賀県・丸山菊夫)
恵須取で北の守りにのぞんだ「女子監視隊」(静岡県富士市・秋山和恵)
樺太から第二新興丸に乗船するも、母と姉は海中に(東京都・小出美子)
父母とも満州の土となり、初めて祖国の土を踏む(神奈川県厚木市・南満江)
母と妹は満州の土となり、上の妹と祖国の土をふむ(大分県国東市・椎原ミツ子)
二十年一月結婚し渡満、七月召集で夫還らず(新潟県上越市・関口さと乃)
台湾の日赤病院で傷病兵と共に戦中を生きる(大分市・河原真理子)
台湾空襲下の出産とマラリアからの生還(大阪府大阪狭山市・跡部美代子)
輸送船が揚子江安慶で撃沈、九死に一生得る(静岡市・興津秀男)
中国で数多くの作戦に従軍、重傷負うも復帰(広島県呉市・池田満)
紙一重のウンに助けられて(大分市・金江保子)
ビルマ戦線から奇跡の撤退(宇都宮市・増渕正二)
ヤップ島で生まれた私、奇跡の引揚げ(横浜市・松村千津子)
終戦の日、漢口の地で私の身におこったこと(大阪府高槻市・駒木泉)
第三部 亡き人たちの証し
レイテ島の戦いで玉砕した兄の遺骨を探して(横浜市都筑区・久保田幸)
母は泰明国民学校の教師として殉職(東京都・俵田美世子)
兄たちの墓石に並べ「鎮魂の歌碑」を建立(静岡県浜松市・藤田三夫)
二度目の召集で父戦死、家族は塗炭の生活(尾道市・山本発榮)
戦死した父のことを母はほとんど語らず(神奈川県南足柄市・菅原實)
父の戦病死も知らず、母子が歩いたいばら道(松山市・亀岡哲典)
硫黄島で戦死した父の証しは写真裏の文字だけ(熊本県菊池市・松岡紀代子)
海軍で出征した弟「戦艦不知火」と共に還らず(福岡県北九州市・松尾房代)
結婚し勇躍渡満した姉、二児と共に帰らず(盛岡市・伊藤ミキ)
父戦死、三人の遺児を育ててくれた母に感謝(京都府南丹市・岸本達子)
第四部 戦後、それからの私たち
「満州千振開拓団の夢」半世紀後の祖国に花開く(栃木県・中島君江)
我が家は家族十人が、こうして再生した(埼玉県南埼玉郡・長谷川豊)
母が苦労して買ってくれた「軍靴とYシャツ」(埼玉県ふじみ野市・傳田恭昭)
第五部 特別編
戦中戦後をドラマのように生きた私の奇跡(東京都世田谷区・中川祐志)
原爆下での奇遇な出会い。献身的な看護に恋心(宮崎市・山口澄夫)
特攻の使命感に燃える兄と、悲しき“軍国の母”(奈良県生駒郡・村上凡子)
モンゴル独立を夢見た父の地「張家口」を訪ねる(神奈川県厚木市・平松幸一)
あとがき(福山琢磨)
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