孫たちへの証言 第23集
- サブタイトル
- 庶民の体験でつづる《もう一つの戦争》
- 編著者名
- 福山 琢磨 企画・制作、編者
- 出版者
- 新風書房
- 出版年月
- 2010年(平成22年)8月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 253p
- ISBN
- 9784882697145
- NDC(分類)
- 916
- 請求記号
- 916/F85/23
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
第一部 国内での体験
東京大空襲の焔魔、亀戸付近であわや酸欠死(東京都・林喜代子)
疎開先の鳴子から帰り、あの東京大空襲に(山形市・野中武)
「悪夢の一夜」東京大空襲で伯母一家五人が全滅(神奈川県座間市・中村新二郎)
教員だった父出征、家は東京大空襲で全焼(東京都町田市・市川直美)
市ヶ谷の陸軍参謀本部暗号斑に姉妹で勤務(茨城県土浦市・西田綾子)
東京大空襲で明治座が酸欠の修羅場となる(東京都・小﨑美代)
東京大空襲で拾った二度の命(千葉市・土井みさを)
東京で十数回も空襲の恐怖体験をする(千葉県鎌ヶ谷市・倉田栄二)
戦争被害者はここにもいた 貧困と飢えに耐えた家族の記録(東京都東久留米市・佐藤英雄)
東京大空襲、その時、私は涙も出なかった(東京都・牧千加子)
東京で夢を実現させた父、東京空襲で逝く(富山市・三宝政美)
八月一日の八王子空襲で村の我が家も焼かれた(横浜市・峯岸あきら)
大阪大空襲で火災のるつぼと化した西区新町(京都市・桂幸司)
大阪大空襲、靱の自宅で火災と闘うが(大阪市・谷本満寿夫)
原爆で下敷きになった母と妹を助けられなかった弟の無念思う(横浜市・多田永之助)
舞い込んだ一通の電報で広島を離れるが(福岡県糸島市・永松是久)
被爆後の広島通り朝鮮兵を引率帰国させる(福岡県北九州市・笹盛廣信)
長崎で被爆した父と母を捜し求めて(神奈川県逗子市・田栗末太)
名古屋空襲、瞬時の差で父が爆弾の犠牲に(三重県四日市市・染川仁)
名古屋空襲で我が家は吹っ飛び、恐怖の体験(大阪市・石黒一学)
名古屋空襲下、火焔の旋風から自宅を守る(神奈川縣伊勢崎市・斎藤健)
四日市大空襲で父焼死。模擬原爆も投下される(名古屋市・春日一彦)
悲惨な沖縄戦、「お母さん助けて」と絶叫(那覇市・神山英一)
沖縄の艦砲で祖父と母が一瞬のうちに命落とす(長野市・親里千津子)
兄と二人が機銃掃射受け九死に一生(千葉県習志野市・保達男)
仙台空襲、大学病院でびしょぬれになりながら患者と向き合う(宮城県・大山くに子)
気仙沼空襲で負傷、右大腿を切断された私(宮城県気仙沼市・畠山巌)
目前に死を見た米軍の艦砲射撃(愛知県知多市・佐々木正夫)
仙台空襲、学友二人の死と校舎の全焼にショック(横浜市・雫石重成)
富山空襲で池の中に避難、命からがら助かる(富山市・川西あつ子)
岡山空襲、水をかぶり防空壕を守り続けた母(岡山県倉敷市・神﨑和江)
京都市内も空襲され四十三人が死亡(京都市・万木喜美子)
通学中、列車がグラマンに襲われ右手を失う(埼玉県所沢市・小坂一郎)
疎開で四回転校するも戦後の苦境を生き抜く(横浜市・新井峰子)
電探でB29の大群キャッチするもかなわず(埼玉県川越市・大熊修次)
沖縄作戦中、海軍鹿屋基地から千有余名が飛び立つ(神奈川県・熊谷眞)
疎開先で弟妹失い、空襲で祖母と弟失う(名古屋市・伊藤宗太郎)
海軍二等水兵の三カ月で感じ取った「日本の危機」(神奈川県茅ヶ崎市・中川肇)
学徒動員で砂糖を溶解しエタノールを生産(東京都・木佐木輝雄)
軍馬となって出征する「アオ」を見送る(大阪府枚方市・矢野仁志)
第二部 国外での体験
北満からの逃避行、我が子見殺しの惨劇(埼玉県児玉郡・佐藤梅子)
満州由利郷開拓団、悲劇の引揚げ譚(秋田県・佐々木建一)
逃避行中、家族五人を失い私と妹は中国に(山形市・笹原キヌコ)
教え子を戦場に送り出した母、二度と教壇に立たず(大阪府富田林市・坪倉冨美子)
この目で見た惨劇、風化させてはならじと筆を執る(東京都・阿部正光)
錦州市向陽区長だった父、ソ連兵に拉致され帰らず(札幌市・藤平房子)
終戦の年、新卒の女教師は満州に赴任した(福岡県田川郡・松岡智恵子)
私の生まれ育った満州、恐怖のるつぼと化す(大阪府河内長野市・丹生幸美)
三井物産朝鮮木材営業所で働くも敗戦(新潟県上越市・滝沢テル)
甘粕氏が自決、女の人がスコップ借りに来る(宇都宮市・和田フク)
台湾基隆で父と二人がグラマンの掃射受ける(福岡市・松永大和)
日ソ戦十日間の想い出。「代馬溝駅」を死守(埼玉県深谷市・新修一郎)
サイパン島の玉砕戦、最後の総攻撃命令出る(静岡県沼津市・伊藤一雄)
インドネシア独立は彼らの力で勝ち取ったもの(東京都・大庭定男)
戦友を弔うため、南方で医療ボランティア(長野県上高井郡・田村久弥)
第三部 亡き人たちの証し
写真館営むも親子四人が五月の東京大空襲で窒息死(東京都・北條邦子)
日立の工場ねらった艦砲で母と祖父が犠牲に(茨城県ひたちなか市・大川すみ子)
兄の第四気象隊、二十四名がグアム島で玉砕(千葉県船橋市・遠藤タカ子)
硫黄島で玉砕した夫、残された者たちの犠牲も大(島根県出雲市・川上ツヨ)
兄、レイテ沖で戦死、「英霊より佛様」で(仙台市・阿部穣)
父ルソン島で戦死、残されし家族も頑張る(千葉県木更津市・山村京子)
後継者として期待された兄、沖縄で戦死(神奈川県横須賀市・小川省二)
父と家族の最後の別れ、将校さんの粋な計らい(福岡市・松永志都子)
第四部 戦後、それからの私たち
「樺太引揚船」が爆撃され、死を覚悟(千葉県茂原市・高島澄子)
陶器のボタンは戦後を語る(東京都東村山市・石丸新)
父が鉱山技師のため戦後も朝鮮に残留させられる(札幌市・中田和子)
第五部 特別編
長崎で被爆した母、私の腕の中で逝き火葬に(大阪市・小西登喜子)
靖国神社・遊就館特別展『悲劇の終焉』で結ばれた絆(東京都小金井市・大野俊康)
大興安嶺を越えての奇跡の大逃避行(北海道白糠郡・大場昭蔵)
新京郊外で暴動に巻き込まれた三日間(横浜市・西川和幸)
「清和開拓団と佐渡開拓団」玉砕の秘話(静岡県三島市・堀池忠志)
満州、敗戦の混乱で中国人と結婚、今は四十六人の大家族(神戸市・村上綾子)
サイパン島で戦死、父からの「最後の手紙」と対面(埼玉県川越市・江川紀子)
マニラから生還、生きた私の英語力(横浜市・村田武子)
満州で戦争に捲き込まれドラマさながらの家族の人たち(名古屋市・田川知子)
あとがき
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