図書目録ヒゲ ノ ニホン キンゲンダイシ資料番号:000057279

ヒゲの日本近現代史

サブタイトル
講談社現代新書;2217
編著者名
阿部 恒久 著
出版者
講談社
出版年月
2013年(平成25年)7月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
242p
ISBN
9784062882170
NDC(分類)
383.5
請求記号
383.5/A12
保管場所
閉架一般
内容注記
参考文献:p238-242
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

はじめに
 
プロローグ 前近代のヒゲ史概観
 
古代~江戸時代前期のヒゲ
ヒゲ無しの江戸時代中・後期
 
第一章 明治時代におけるヒゲ大流行と権力性
外国人の到来─ヒゲに対するイメージの転換
文明開化と断髪・ヒゲ復活の論理と天皇の影響
ヒゲの権力性と官吏間での大流行
官吏の髭─「鯰」と「鰌」
ビゴーの素描画に描かれたヒゲ
『風俗画報』に見るヒゲ
内田魯庵『社会百面相』に描かれたヒゲ
 
第二章 明治後期のヒゲ論─寺田四郎『ひげ』を中心に
富士川游・糸左近のヒゲ論
寺田四郎のプロフィールと『ひげ』刊行の経緯
文字学上の「ひげ」
人類学上の「ひげ」と蓄える理由─寺田のヒゲ論
風俗史上の「ひげ」
当時流行のヒゲと将来予想
 
第三章 『太陽』掲載写真にみる明治後期~大正初期のヒゲの様相
日露戦争後に流行のヒゲ
雑誌『太陽』に掲載された人物のヒゲ有りとヒゲ無しの比率
ヒゲ有り一二〇四人の様相
八の字髭・カイゼル髭などの人びと
ヒゲ無しへの眼差し
ヒゲ無し二五九人の様相
ヒゲ無しの意味
 
第四章 大正デモクラシーと流動化するヒゲ
残る明治的なヒゲと言説
アメリカのヒゲ無しと安全カミソリの普及
昭和モダニズムとアメリカ映画
「モボ」はヒゲ無し、「モガ」はヒゲを忌避
考現学─風俗調査による一九二〇年代後半のヒゲ状況
チャップリン髭とコールマン髭
摂政宮裕仁(昭和天皇)のヒゲ
「ウチの女房にや髭がある」の位相
 
第五章 軍国主義時代におけるヒゲの復活と実状
軍国主義の台頭とヒゲの復権運動の始まり
戦意高揚と結びつくヒゲの復権運動─以髯会の『髯舞台』
寺田四郎談「戦争とヒゲ」
「戦争とヒゲ」の関係の現実
火野葦平「我が戦記」三部作にみる兵士とヒゲの実状
戦争と国産安全カミソリ
 
第六章 ヒゲの戦後史
被占領期のヒゲ─戦前からの継続性
一九五三年の国会「議員名鑑」に載ったヒゲの割合
高度経済成長下でのサラリーマンとヒゲ無しの拡大
「サラリーマン=ヒゲ無し」の世界
「非サラリーマン世界」におけるヒゲ
山名正太郎『ひげ』と小野三嗣『ひげ』
非体制・反体制の記号として登場した若者のヒゲ
「おしゃれ」と「男らしさ」を表現するヒゲの復活
一九七三年、東京都民のヒゲ率は五%
 
第七章 ヒゲの現在
経済大国化・国際化とヒゲ
ヒゲの広がりと特徴
「ひげNo.1コンテスト」の開催
一九九〇年代の「無精ヒゲ風」ブーム
ヒゲ訴訟
ヒゲ有りサラリーマンの増加と現状
脱毛─永久ヒゲ無しを求める若者の登場
変化を促した要因
 
おわりに
参考文献

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