サン写眞新聞 9
- サブタイトル
- 毎日グラフ別冊 The Sun pictorial daily 昭和29年=1954・甲午
- 編著者名
- 毎日グラフ別冊編集部 編
- 出版者
- 毎日新聞社
- 出版年月
- 1990年(平成2年)8月
- 大きさ(縦×横)cm
- 28×
- ページ
- 161p
- ISBN
- NDC(分類)
- 210.76
- 請求記号
- 210.76/Ma31/9
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 参考・引用文献一覧:p158
- 昭和館デジタルアーカイブ
本書の見方
皇太子―ギリシャ王族、デンマーク皇太子夫妻と「カモ猟を楽しむ皇太子」
熱狂―オドール監督、夫ディマジオらと「マリリン・モンローが来日」
慈善―ユニセフ大使として喜劇俳優「ダニー・ケイが来日」
海難―「函館港七重浜沖で洞爺丸沈没」千余名が海にのまれる
死の灰―死の灰を知らなかった「第五福竜丸無線長、被ばくして死亡」
惨事―祝福が一転、「二重橋で大惨事」一般参賀で死者十六、重軽傷五十余年
水難―無理な乗船で遊覧中の「中学生二十二人が、相模湖で遭難」
プロレス―蔵前国技館で一万三千余の観衆を集めて「プロレス国際試合」
初優勝―小さな大投手を擁して「飯田長姫高センバツ初優勝」
ギャング―発生から三十八日後に逮捕、元保安隊員が「カービン銃ギャング事件」
殺人―リズムをとりながら初出廷、「鏡子ちゃん殺し事件の青年死刑囚」
大争議―闘いは延々百六日間にもわたった「近江絹糸の大争議」
遭難―日本一の登山遭難「富士山で雪崩惨事」学生十五名が絶望
煉瓦街―日本の中の外国、東京駅にほど近い三菱村に「一丁ロンドン健在」
地価―超一等地の九十平方㍍が売り出され、「銀座が人々の話題に」
漁師―江戸時代からの伝統と家業を伝承して「東京の漁師大活躍」
誕生―財政立て直しの町村合併で「新しく生まれた三百八十三市」
灯火―市制施行から十七年「まだランプ生活中の船橋市夏見町
白鳥―鉄のカーテンを越えてきた「白鳥さま、瓢湖で御遊泳中」
料亭―元伯爵のお姫様が中心になって、柳川「殿様料理屋御花」大繁盛
高原列車―今はなき生活密着型のナローゲージ「草軽鉄道・基礎森林鉄道健在」
結婚式―嫁不足も無関係、下北の開拓地で「新郎新婦二十組の合同結婚式」
持ち逃げ―競輪売上金九百三十万を郡まで「巡査部長が持ち逃げ」
心中―死のダイビング!!「錦ヶ浦で前代未聞の自動車心中」
強盗―夜の新橋で銀行は襲ったものの「のびたギャング」
大火―全町の八割三千余戸が一夜で灰「北海道岩内町の大火」その後
汚職―若き日の「中曽根氏、汚職追及の爆弾質問」で名をあげる
政治家―”家ではとてもごきげん”今は代議士の「孫がとった吉田茂」
通夜―眠るがごとき大往生「憲政の神様、尾崎咢堂翁逝く」
首相―後継に鳩山首班實現で「音羽御殿はお祭り騒ぎ」
引き揚げ―ソ連、中国、ベトナムから「引揚船が続々と到着」
警察―七月一日から新警察制度発足「自治警が国警に統合」
再軍備―”直接侵略を防ぐ”戦力なき軍隊として「自衛隊発足」
財政難―政府の緊縮財政のあおりで「青息吐息の地方財政」
騒音―違反音で活気づく東京で「騒音防止条例スタート」
対決―緊迫した空気の中で微妙な駆け引き「総評第五回大会開かる」
国産車―外車に負けていられない!「第一回全日本自動車ショー開幕」
勤め人―今と変わらぬ「二十九年のサラリーマンの初夢」
労働力―お嬢さんでも家庭の奥さんでもOK「パト・タイ時代到来」
住宅事情―住宅不足は百二十万戸、「公営住宅は宝くじ並みの倍率」
生活苦―朝鮮特需景気もしぼみ、デフレ不況で「いわずもがなの耐乏生活」
道路事情―地下鉄開業を機に駅前広場整備中「池袋東口の泥んこ道」
都会生活―あまり不満はなかった「三菱仲五号館に住む家族ルポ」
住宅難―当分ガラ空き、一泊三十円でも嫌われた「ニコヨンホーム」
大漁―「手づかみでニシンが獲れた」北海道は九年ぶりの大漁
カツギ屋―鉄道公安室の協力で米二百九十俵「ヤミ米いっせい取り締まり」
インフレ―「超インフレの救世主、一円札」も今や重ねて靴ベラ代わり
給食―食べ物の恨みが消え、楽しかった「学校給食の時間」
馬車―幼稚園界だけはインフレで、「園児獲得のため子供乗合馬車」
浪人―彼らのただ一つの夢は制服、角帽の学生「大学浪人予備校生」
遊び―危険だからこそ夢中になる!?「禁じられた子供の遊び」
浮浪児―ほとんど家出人、放置すれば悪の道に・・・と「浮浪児狩り込み」
モデル―何十件も林立した「ファッション・モデル養成学校」
スター―ニュースターとして注目されていた「新進の女優たち」
映画界―製作日数一ヵ月、『七人の侍』では「お疲れ気味の黒澤明監督」
歌舞伎―NHKラジオの人気番組「笛吹童子が歌舞伎に」
ラジオ―ラジオ東京の人気番組、親子クイズ「ぴよぴよ大学」公開録音
風刺―痛烈な風刺に隠微な圧力、三木鶏郎「ジョーダン音楽終わる」
運動会―菅原通済邸の庭で「鎌倉ペンクラブが運動会」
激励―東西の喜劇人が一堂に会して「エノケンを激励する会」
伝統芸―「コマを回して六十年・松井源水」は於いても続ける猛げい古
相撲界―蔵前国技館に長蛇の列、「吉葉山・栃錦が角界を席巻」
歳末―クリスマスにも浮かれていられなかった「不景気歳末風景」
CALENDAR1954
[解説・資料]1954―昭和29年
[昭和29年という時代]宴の終わり、戦後の混迷を引きずった最後の年(鳥井守幸)
[広告界]新書ブームから自動車の話題までスピード普及(石川弘義)
[出版事情]話題独占は伊藤整「はだか随筆」も大ベストセラー(井家上隆幸)
[映画界]この年のキー・ワードは”カラー”と”大画面”(照本良)
[事物型録]暮らしの必需品より付加価値のある商品がヒット(清水潔)
[流行語]ゴジラ映画とトランジスターラジオの「紅孔雀」に興奮(西井一夫)
[エッセー]戦争ですべてが”チャラ”のあと貧富の差の兆候が出てきた時代(群ようこ)
[人物ファイル・昭和29年生まれ]平和といのちの尊さを切に託して生まれた世代
[編集雑記]サン写真新聞第9集・昭和29年
年表昭和29年・1954甲午きのえ・うま
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