サン写眞新聞 7
- サブタイトル
- 毎日グラフ別冊 The Sun pictorial daily 昭和27年=1952・壬辰
- 編著者名
- 毎日グラフ別冊編集部 編
- 出版者
- 毎日新聞社
- 出版年月
- 1990年(平成2年)6月
- 大きさ(縦×横)cm
- 28×
- ページ
- 161p
- ISBN
- NDC(分類)
- 210.76
- 請求記号
- 210.76/Ma31/7
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 参考・引用文献一覧:p158
- 昭和館デジタルアーカイブ
本書の見方
天皇―講和条約発効のこの年「全国戦没者追悼式」が始まった
立太子札―秋晴れのもと、新日本初の”国儀”「成年式と立太子札」挙行
皇室―喜び事が重なった皇室「順宮の結婚と元気な姿の秩父宮」
遭難―占領下の米軍主導の航空体制が生んだ事故「もく星号遭難」
噴火―世界の火山観測史上空前の惨事をまねいた「明神礁爆発」
猟奇―思いつめた母娘が犯した「荒川放水路バラバラ殺人事件」
王者―三十年の宿望成る!「白井義男世界チャンピオンに」
原爆―占領軍によって伏せられていた「被爆写真が解禁」に
原爆―民間の善意でしか始められなかった「原爆乙女らの治療」
慰霊祭―七年前の地獄図しのび、涙のうちにしめやかな「沖縄戦没者慰霊祭」
人民広場―拳銃使用から事態は一転「血のメーデー事件」に発展
再軍備―保安隊として再デビューする「警察予備隊」が秋季演習
大学自治―東大・ポポロ事件と早大事件で「踏みにじられた学内自治」
大津波―三メートルの高波にのまれ、吐き捨てられた港町「十勝沖大地震」
事故―ラッシュ時に乗客十三名の死傷者「日暮里駅で転落・轢死事故」
テレビ―受像可能地域は関東の一部だが、週六時間放送で「テレビ時代幕開け」
国会―破防法案の参議院通過を目論んで、水面下の折衝「参議院本日休業」
政治家―社会党も左右分裂で迎えた独立後初の総選挙「第四次吉田内閣発足」
騒乱―血のメーデーから一ヵ月もたたぬうち「五・三〇騒動」がおきた
流血―「国際平和デー」朝鮮戦争二周年六・二五デモ新宿、吹田で流血
抗争―利害が複雑に絡み合った福島・新潟両県の利益誘導合戦「只見川電源抗争」
監禁―ナゾの失踪から帰った中国帰りの「作家・鹿地亘氏国会で証言」
防火―「防火放棄を無視」した違反建築ばかりだった新橋・新宿
都会―三十間堀を埋め立てた「第二銀座にようやく活気」
波止場―接収を解除され、華やかさを取り戻した「メリケン波止場」
交通事情―東京の交通事情が悪化、「道路の不正選挙が問題に」
離島―都民でありながら、文化から忘れられた「利島、青ヶ島の暮らし」
落盤―またもや!災害の多い「松尾鉱山で落盤事故」
心中―情熱の島に死を求める人々が押し寄せて「三原山は心中ラッシュ」
強盗―アプレゲールの世代が起こした不条理な事件「自動車強盗」二件
心中―景気も上昇、浮かれ始めた時代になって「母子五人心中事件」
交通事故―警告のかいもなく「急増する自動車事故件数」
遭難―下駄とスキーでにぎわう「山の銀座で遭難相つぐ」
海難―一隻は歴史に名を残し、もう一隻は転覆「二つの明神丸の明暗」
襲撃―平和な山村に起きた「横川重次氏襲撃事件」の不可解
日本一―これが、昭和二十七年の「生活改善”日本一”」の実相
不況―選手権大会の盛況もつかの間「不況の風、パチンコ王国を席捲」
美術館―教祖自ら設計した「箱根美術館」が強羅に完成
褒美―都交通局自慢の表彰制度「行賞メダル」は車内で授賞式
慰問団―米国人による朝鮮前線慰問団の日本初の「華麗なる水中ショー」
園遊会―「バタ屋集会『蟻の会』」の設立二周年記念大園遊会
性風俗―生き残りをかけて過当競争の気配「乱立ストリップ界の客引き合戦」
世相―富士の裾野に突如出現した「桃色アメリカ村」
世相―昔もいまも変わらない終電後の「ジュクの交番深夜の悩み」
流行―銀座を闊歩する「軽井沢・文化人」の夏の生態
児童―児童憲章制定から一年後の「子供の遊び場白書」
引っ越し―期限付き立退き命令にとまどう「戦後の落とし子・お茶ノ水集落」
航空―日本の空を日本人の手で守る「航空交通管制官誕生」
保険―修学旅行から帰った「中学生七十名に集団赤痢発生」
福祉―”社会の母”づくりを目ざす「生活指導学校が誕生」
文豪―四人の孫まで総出で映画文化論「武者小路実篤と山田五十鈴」
夭逝―浅草を心の故郷とした才人劇作家「高田保氏逝く」
学者―清冽だが苦難の生涯、人類学に不朽の業績「鳥井龍蔵博士の新居」
愛鳥―日本で三番目に出現した「越冬ツバメの宿を観察する中西悟堂」
本因坊―「高川格七段が本因坊のタイトル獲得」、不朽の九連覇へ第一歩
麗人―国定忠治に扮してバッタバッタと切りまくる「ターキー水の江滝子」
ダンス―戦前・戦後の日本人のモダン・ダンス界をリード「中河三郎と子供たち」
舞台―俳優座の正月公演「ウィンザーの陽気な女房たち」が成功
文化遺産―赤城の山麓に生きていた「最古の回り舞台」が公開された
男の料理―横綱への夢さらりと捨てて「チャンコ一途」に生きてる人も!?
彗星―オリンピックへの夢が半日たらずで破られた「尾形愛子選手」
格闘技―「日本にも女子プロレスリング」の精神と技術を飢えつけよう
歳末―子供には極楽、でも大人には苦しかった「年の瀬の”天国と地獄”」
CALENDAR1952
[解説・資料]1952―昭和27年
[昭和27年という時代]”青春の革命幻想”それは流血の嵐のあとに消えた(鳥井守幸)
[広告界]ウイスキー合戦や、結核新薬の広告が目立つ時代に(石川弘義)
[出版事情]外貨制限で外国渡航ままならず、でも視野に(井家上隆幸)
[映画界]ハリウッド不況の余波で配給会社も首切り旋風(照本良)
[事物型録]滋養・健康の付加価値を求める商品が続々発売(清水潔)
[流行語]「アトム」や「少年ケニア」に子供たちは熱中した(西井一夫)
[エッセー]特需景気が下町まで影響した二十七年以後の光景(中島らも)
[人物ファイル・昭和27年生まれ]宇宙飛行士や精鋭フリー・ライターなど、異色新人続出!!
[編集雑記]サン写真新聞第7集・昭和27年
年表昭和27年・1952壬辰みずのえ・たつ
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