現代日本文學全集 97
枾の帶抄(坪內逍遙)
二葉亭の事
唾玉集抄(伊原靑々園/後藤宙外編)
自作の由來(幸田露伴談)
小說家の經驗(尾崎紅葉談)
戀愛問答(尾崎紅葉談)
作の材と其の運用(廣津柳浪談)
今後小說の文體(廣津柳浪談)
小說家の覺悟(長谷川二葉亭談)
『かくれんぼ』(齋藤綠雨談)
自作小說の材料(森鷗外談)
作家苦心談(坪內逍遙自記)
しりごみ(饗庭篁村自記)
翻譯の苦心(森田思軒談)
おもひ出す人々抄(內田魯庵)
二葉亭四迷の一生
明治文壇囘顧錄(後藤宙外)
廻覽雜誌と同窓の諸文士
『早稻田文學』から『新著月刊』へ―上―
『早稻田文學』から『新著月刊』へ―中―
『早稻田文學』から『新著月刊』へ―下―
丁酉文社時代―一―
丁酉文社時代―二―
紅葉山人逸話(一)
紅葉山人逸話(二)
紅葉山人逸話(三)
義太夫の新作と紅葉山人
向島松壽園の頃と柳浪
廣津柳浪氏の環矚
正岡子規と裸體畫事件
碧梧桐、春陽堂初代、幽芳、篁村等が事
『新小說』と思軒、南翆、露伴等との關係
關西遊覽と京阪諸文士
泣菫、蘆花、大塚甲山等が事
石川啄木と其の恩師
自然主義運動の頃と島村抱月
文藝革新會―雨聲會
文學界前後抄(平田禿木)
文學界前後
明治文壇の人々抄(馬場孤蝶)
鷗外大人の思出
齋藤綠雨君
若かりし日の島崎藤村君
樋口一葉女史に就いて
『文學界』のこと
黙移抄(相馬黑光)
『女學雜誌』と『文學界』
明治女學校
東京の三十年(田山花袋)
その時分
川ぞひの家
讀書の聲
再び東京へ
憲法發布の日の雪
明治二十年頃
新しい文學の急先鋒
ゾラの小說
紅葉と露伴
紅葉山人を訪ふ
上野の圖書館
川ぞひの路
私の最初の飜譯
出發の軍隊(日淸戰爭)
「かくれんぼ」の作者
最初の原稿料
神田の大火事
九段の公園
山の手の空氣
卯の花の垣
その時分の文壇
當時の大家連
H書店の應接間
市區改正
私達のグルウプ
丘の上の家
KとT
新しき思想の芽
紅葉の病死
丸善の二階
郊外の一小屋
陣中の鷗外漁史
小諸の古城址
作家短評
電車以前の東京
若い人達の群
上田敏氏
二階の一間
私のアンナ・マアル
龍土會
獨歩の死
眉山の死
「生」を書いた時分
私と旅
地理の編纂
机
プログラム
「田舎敎師」
イブセン・ソサイチイ
東京の發展
昔の人
二葉亭の死
文學者の交遊
ある寫眞
白鳥氏と秋江氏
アスハルトの路
明治天皇の崩御
四十の峠
廢寺の半年
ゴンクウルの「陷穽」
ある墓
飛行機
文壇五十年(正宗白鳥)
小說界に君臨する尾崎紅葉
「金色夜叉」「不如歸」の時代
逍遙一喝、劇壇震う
日露開戰で戰爭劇流行
名人延壽太夫と林中
岡倉天心、玉成會にこもる
翻案劇、翻譯文學流行
新歸朝者抱月への期待
劃期的な作品「蒲團」
鷗外、漱石の身邊小說
眞山靑果の「南小泉村」
樗牛、靑果、泡鳴の日本主義
左團次と自由劇場
人氣作家荷風の出現
幸德秋水への關心
不可解な相馬御風の歸郷
キリスト敎と文學
菊池、芥川、久米らの擡頭
貧しい明治の文學者
第一次大戰後の總合雜誌
マルキシズムの荒波
桂內閣の文學奬勵
外國で實感した「日本」
プロ文學の隆盛時代
「風と共に去りぬ」好評
戰時下、言論の制約
十二月八日の思い出
益々激化する戰爭
時代思想の移り變り
敗戰でも變らぬ文學、藝術
帝國藝術院の誕生
文學報國會と愛國百人一首
解説