図書ケンショウ タイヘイヨウ センソウ ト ソノ センリャク000056991

検証太平洋戦争とその戦略 1

サブタイトル1~10
総力戦の時代
編著者名
三宅 正樹 編著/庄司 潤一郎 編著/石津 朋之 編著/山本 文史 編著
出版者
中央公論新社
出版年月
2013年(平成25年)6月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
317p
ISBN
9784120045073
NDC(分類)
210.75
請求記号
210.75/Ke51/1
保管場所
開架一般
内容注記
索引あり
和書
目次

序文(庄司潤一郎)

第一章 総力戦と短い二〇世紀(クリストファー・コーカー)
はじめに
第一節 総力戦と第一の二〇世紀
第二節 戦争と第二の二〇世紀
第三節 戦争と第三の二〇世紀
おわりに

第二章 総力戦とは何か(ジャン・ヴィレム・ホーニッヒ)
クラウゼヴィッツからルーデンドルフへ
はじめに
第一節 絶対的な戦争と決定的な戦闘
第二節 総力戦と大量殺戮
第三節 決定的な戦闘は総力戦を打ち負かす
おわりに

第三章 総力戦と社会の変化(石津朋之)
アーサー・マーウィックの戦争観を中心に
はじめに
第一節 総力戦とは何か
第二節 社会変化の四つの側面 アーサー・マーウィックと総力戦
第三節 戦争の機能論の問題点
第四節 「システム社会」と社会の編成替え 山之内靖を中心に
第五節 「国家の拡大」と「経営された経済」 ウィリアム・マクニールを中心に
おわりに 「一九四〇年体制」、あるいは総力戦の遺産

第四章 総力戦と日本の対応(纐纈厚)
日本型総力戦体制構築の実際と限界
はじめに 総力戦の衝撃と日本の対応
第一節 日本型総力戦体制の実態 法整備過程と総力戦国家構築構想
第二節 大正デモクラシー状況下での総力戦準備 その限界性の背景
おわりに 総力戦体制と多元的連合国家日本
補論 日本における近年の総力戦体制研究

第五章 総力戦とアメリカの対応(デニス・シュオルター)

第六章 総力戦とイギリス帝国の対応(デヴィッド・ホーナー)
オーストラリアを中心に

第七章 総力戦におけるアメリカの軍事戦略(ジェフリー・ワウロウ)

第八章 総力戦における日本の軍事戦略(和田朋幸)
はじめに
第一節 開戦時の軍事戦略と持久戦見通し
第二節 戦争指導大綱の分裂と陸海軍作戦の拡大
第三節 国力の限界と作戦上の要求
第四節 サイパン陥落から敗戦へ
おわりに

第九章 総力戦に向けた日本の経済力動員(小野圭司)
国民所得と軍事支出の視点から
はじめに
第一節 経済力の戦時動員
第二節 定量面からの実証分析
おわりに

第十章 総力戦における「経済戦争」への日本の対応(高橋文雄)
「意識された総力戦」下での位置づけの探求
はじめに
第一節 「米国流経済戦争概念」
第二節 「高木ブレーン」の経済戦争観
第三節 総力戦における経済戦争・経済封鎖と戦略としての総力戦
おわりに

第十一章 戦間期における日本海軍航空戦力の発展(塚本勝也)
山本五十六と軍事における革命(RMA)
はじめに
第一節 アメリカ海軍におけるRMAの成功 組織における個人の役割
第二節 イギリス海軍の失敗 インセンティブの欠如?
第三節 山本の航空戦略構想
第四節 航空分野における山本の貢献
おわりに

第十二章 戦争とは何か(マーチン・ファン・クレフェルト)
戦争文化
はじめに
第一節 戦争文化とは何か、なぜそれが重要であるのか
第二節 動機と理由
第三節 戦争文化の正体
第四節 戦争文化なかりせば
おわりに 大いなる逆接

解説(三宅正樹)
編著者略歴
索引