いま日本人に読ませたい「戦前の教科書」
はじめに
第一章 国語がすべての基本である
西洋的進歩礼賛思想の愚
「アメリカ人になればうまくいく」のか
トップクラスもどん底も経験してきた日本
「風流」だった国語の教科書
「水師營(すいしえい)」に見る叙情性
「尋常小学校教科書」の時代背景
題材が幅広くバランスのよい教科書
戦前の学校制度は"複線、複々線"式
風流で程度の高かった日本兵
リンドバーグによる告発
戦地でも軍歌より唱歌
国語はすべての勉強の中心
差別された有色人種
新渡戸稲造や柳田國男の目指したものとは
争わない日本人の格調高い教科書
差別の存在を認識しながら越えていく
第二章 世界最高水準だった日本の小学校教育
江戸時代、庶民の文化レベルはきわめて高かった
地方の文化も豊かだった
百鬼夜行の世界を日本はどう生き抜くか
教科書有料制ゆえの互助の精神
授業料不要だった師範学校
成績社会の弊害
西洋に自慢したい
大正時代は「東洋一」ブーム
野球を楽しんだ国の共通点
「戦前は暗黒の時代」は謀略宣伝
尋常小学校から国民学校へ
第三章 周りのものに目を向けなさい
名前を憶え、存在を学ぶ
国際的視野の持ち方を教えていた
国を愛する心、郷土を愛する心
家族のため、人のために何かをする
第四章 あるべき日本人の姿を学ぶ
こうあるべきという実例を学ぶ
先人たちの努力によって国土がある
「人類への貢献」がテーマとなった時代
「知」を一変させた科学の成果
先生が尊敬されていた
将来の日本人のあるべき姿とは
人間としての品格
修身とはセルフコントロール
日本人の琴線に響く物語
第五章 人間教育は知・情・意のバランス
小さいころは情操教育を主に
なぜ「知・情・意」が必要か
人間を知能指数や偏差値で測って何になる
エリートの欧米崇拝は戦前から
今こそ必要な「徳」を育てる教科書