図書ショウワ ブンガクシ ノ ザンゾウ000056845
昭和文学史の残像 1
サブタイトル1~10
編著者名
平岡 敏夫 著
出版者
有精堂出版
出版年月
1990年(平成2年)1月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
390,9p
ISBN
464031003X
NDC(分類)
910
請求記号
910/H67/1
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
和書
目次
第一部 日露戦後から大正・昭和へ
日露戦後から大正・昭和へ―轢死と肉体破砕のイメーシ―
葉山嘉樹論―肉体破砕のイメージ―
小林多喜二―「人を殺す犬」と「監獄部屋」―
第二部 芥川龍之介と横光利一
芥川龍之介―遠いところへのまなざし―
〈付〉独立閣と自由の鐘―シンボルとしての階段・「羅生門」にふれつつ―
横光利一『上海』―政治小説の系譜―
〈付〉『上海』の背景―上海紀行―
第三部 宮沢賢治
「春と修羅」一篇
「どんぐりと山猫」―異空間への旅―
「グスコーブドリの伝記」と「気のいい火山弾」
第四部 中原中也
軍事なるもの―中原中也への一考察―
「四季」「歷程」と中原中也―賢治・心平・中也・達治―
中原中也の小説
第五部 太宰治
「富嶽百景」論
『新ハムレット』論
『右大臣実朝』―〈孤独〉をめぐって―
その収束するところ―「人間失格」を中心に―
家・家庭のなかの「人間失格」
魯迅と太宰治―「故郷」と「津軽」・「幸福な家庭」と「家庭の幸福」―
第六部 小林秀雄
小林秀雄と伝統
小林秀雄研究の出発
第七部 戦時下の文学
石川淳「マルスの歌」
昭和十五年の無名戦記十冊
第八部 戦後の出発
大岡昇平『俘虜記』―作品の統一的評価を求めて―
大江健三郎における敗戦と民主教育―教科書『民主主義』を中心に―
島尾敏雄の〈場所〉―加計呂麻島紀行―
第九部 政治と文学・組織と人間
政治と文学―『党生活者』・ハウス・キイパーをめぐって―
組織と人間―伊藤整『火の鳥』をめぐって―
第十部 昭和のルサンチマン
田宮虎彦「絵本」
一色次郎「青幻記」
あとがき
初出一覧
索引