図書アア クレナイ ノ チ ワ モユル000056803

あゝ紅の血は燃ゆる

サブタイトル1~10
ペンを捨てた青春の日々 大分県勤労動員学徒の手記集
編著者名
大分県学徒動員を綴る会 編
出版者
大分県勤労動員学徒を綴る会
出版年月
1981年(昭和56年)7月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
307,68p,図版[21]枚
ISBN
NDC(分類)
916
請求記号
916/O34
保管場所
閉架一般
内容注記
折り込図2枚
和書
目次

学徒動員写真集
「はじめに」(朝来野元生)
学徒勤労報国隊 「汝等青少年学徒」の現場から(榎本滋民)
 
学徒動員を俯瞰する
学徒動員―行政の立場から(富永勘市)
十二空廠―資料―(松田秀雄)
元第十二空廠勤務技術士官名簿
十二空廠動員日出高女名簿
大分県立学校学徒動員一覧表
 
ハガキ通信
岡田円治郎・岩井歌子・岩本京子・辻玲子・甲木昭・田中善久・大野治子・羽田野トミ・藤沢文雄・藤井照代・吉村知幸・田中ミヨ子・生野サエ子・和泉緑・隈井キミ子・後藤伸・佐野麗子・安見綾子・秋月和枝・今成恒雄・岡本元治・河野良子・後藤徳子・藤沢文雄・柿本栄子・
宮川道子・保田好春・小西貞則・甲斐フサ子・三浦久子・園田幸子・寺司愛子・上田健次・佐藤多美・渡辺忠義・和田英子・河野公伸・河野克巳・山本将敬・安部加代子
 
坂ノ市造兵廠にて
なびく黒髪きりりと結び(三浦文子)
坂の市造兵廠動員日記(神達雄)
ああ遂に敵機を見た(河村岩生)
教科書持って勇んで造兵廠へ(木津義勝)
三佐の大同製鋼で働く(植木誠一)
鬼よりこわい御手洗少尉殿(荒木次夫)
 
第十二海軍航空廠にて
花の香りにふと目がさめて(森崎かずえ)
刺繡の手袋(玉井ヒサエ)
機銃掃射の中を(重石郁子)
動員日記より(甲斐フサ子)
炒った大豆をバリ〲(鶴成正栄)
汽車に乗るのも命がけ(曽我部元子)
学徒動員の日記より(大蔵和子)
終戦時の森高女(矢野正一)
若い蜂と蝶(芦沢昭)
青春に悔あり(清水愛生)
大もての技術将校(田口冨子)
大豆かすの食事(堤喜代子)
よくなぐられいた男子生徒(栗本)
動員思い出すまま(佐野明子)
ジュラルミンの中の青春(末宗みや子)
みんな一緒に死のえな(勢頭信子/村上ふく)
命の尊さを刻んだ日日(大津留和代)
歩調とれーッ頭右ッ!(佐藤久子)
勤労動員への歩み(吉田豊治)
拾ったいのち(佐野昌子)
学徒動員ある日の思い出(井上秀子)
海軍士官に憧れて(秋好とよ子)
見送った若い特攻隊員(安部富美子)
日本に平和の続く事を!(森代志子)
動員の頃の思い出(磯部スマ子)
食糧不足・病人続出(中村貴美子)
神風は今も(後藤悠紀子)
亡き友を偲びつつ(脇鈴子)
貴重な体験の数々(中村美和子)
遠い思い出(小幡幸子)
忘れない汗と重油の匂い(丸山慶子)
泣きじゃくった終戦の日(桑江英治)
十二空廠本廠の大中57期生(飯田俊一)
サイン帖より(伊藤易子)
スミレの花を摘んで非国民(寺川久子)
組長として(大野源吾)
涙で送った最後の特攻(草本玉喜)
 
十二空廠春日浦工場高城工場にて
春日浦工場でのこと(桜井昭二)
私の学徒動員記(佐藤正映)
春日浦の魚雷工場で(春日元子)
別中学徒動員の記録(塩月俊雄)
中にはオネエさんの手を…(小島信一)
ああ高城工場(新名洋三)
墓標(岩本泰行)
羽化日記(佐藤素子)
 
横須賀の航空技術廠にて
横須賀海軍航空廠の思い出(後藤田鶴子)
横須賀に出張する時(渡辺クニ)
縁(えん)(平尾浩)
大分駅頭で涙の別れ(小林愛子)
横須賀での思い出(芳井昌子)
横須賀への道(末廣いせ子)
追浜の寄宿舎より(沢田喜代子)
 
県下の町工場にて
卒業式も動員先の富士紡で(白倉小夜子)
富士紡での動員生活(浅野喜代子)
町工場での動員生活(田吹高明)
佐伯市での動員生活(後藤恵美子)
火薬箱を造る毎日(井好子)
今日も生きていたのか(一法師五十代)
繭から糸をつくる仕事(帆足笑子)
戦時下のローティン・一つの足跡(小野幸市)
機具の名を憶えるのが大変(藤沢サカエ)
世話になった犬飼の皆様(安藤武臣)
米ぬかで石けんの代用に(菅千代子)
学徒動員思い出すまま(松浦孝彦)
学徒動員の頃(鳥谷潤)
 
県外の軍需工場にて
雨だれ交響楽団(石橋和子)
夜になると涙が出てきて(池辺ツユ子)
目のフチや鼻の穴は真黒(柿本英子)
腹一杯食べたい…それが願い(山村節子)
女泣かせの中尉殿(津崎幸子)
臼杵鉄工へ動員(金只カズ子)
三菱化成黒崎工場で(松本豊子)
青春の航跡(河野正)
学徒動員引率教員として(小野本ウメ)
染矢健一先生のこと(古庄ゆき子)
私の動員日記より(和泉緑)
重箱の土産につい涙(木本智子)
つらかった雪の中の朝礼(藤井照代)
一億総飢餓の中を(後藤富貴子)
夜勤は夕方から翌朝まで(佐々木照子)
出陣前の武士のように(衛藤ツタ子)
福岡大空襲の中で(堀多都枝)
昼のおかずは大豆とひじき(小野ひさ)
よく歌った「あゝ紅の血は…」(矢野典生)
欲しがりません勝つまでは(梅木マス子)
先輩に続いて(安東孝子)
 
犠牲者をしのぶ
亡き友四人の碑を(清原ケサ子)
瞬時にして吾子の命が(井上スミ)
生死を確める必死の点呼(西旦)
K君の死(廣瀬晴四郎)
四月二十一日その日(梶尾成子)
骨をノコギリでゴリゴリと(小薄留子)
空襲ですら無事であったのに(多田ヨリ)
おーい助けにこーい(八坂義生)
ある動員学徒の死(石松典子)
亡き友に香華手向けて(古賀百合子)
故佐藤澄子の墓参の知らせをうけて(佐藤まつ)
皆様と墓参りをすませて(佐藤まつ)
兄、志藤良雄の死(志藤尚山)
運命(田北豊)
四つの御霊よ安らかに(尼子篤忠)
本紙の編集に協力していただいた方々
編集協力者及び連絡者名簿
編集後記「学徒動員と私」(寺司勝次郎)
「特別付録」戯曲 学徒勤労報国隊 「汝等青少年学徒」(榎本滋民)