十四歳の戦争
はじめに
戦火の中で
小さな慰霊碑(根本八重子)
戦災―その死線を越えて(吉田キミ)
道端の防空壕で助かった私たちの親子(平井昭子)
闇と閃光の記憶(圷和子)
一トン爆弾(皆川和子)
灰色のマーチはもういらない(海野孝子)
四夜の退避行と姉の死(宮本清香)
一瞬の恐怖(村山玲子)
六月十日(吉田良子)
三度の戦火を潜りぬけて(野口節子)
消えない悪夢(白土信子)
命ある日(高塚冨美子)
時は過ぎ行く(井坂千恵子)
爆撃と買出し(木村静枝)
衝撃の日々(北沢繁子)
忘れられぬ一日(助川幸子)
戦火の中で(皆川照子)
私たちの女学生時代
モノクロの記憶(宇野沢磯子)
十四歳の目覚め(進士郁)
激化する戦禍の中で(鈴木富士子)
県下一の校舎から青空教室へ(鈴木秀子)
女学生の戦争体験(高田常子)
小平記念館の丘に立って(黒沢ハルエ)
日立高女の思い出(鈴木美智子)
遠い日の戦争体験を今思う(関山昌子)
筑波おろし(岡野静江)
戦中・戦後思い出すままに(山口千恵子)
女学生が受け止めた"戦争"(吉村こと)
骨だらけのピアノ(塚原ゆき)
逃避行の夜空に舞う蛍の群れ(伊藤きみ子)
なつかしい菩提樹の歌(岩淵行子)
思い出のまにまに(杉田久子)
私の女学生時代(柴田静)
ヒルとハンダづけ(庭野春代)
少女時代の思い出(佐々木裕子)
忘れ得ぬ思い出(遠藤廣子)
通学の思い出(矢野美津江)
青春の小箱(橋本和子)
戦中少女の雑感(大浦幸子)
先代萩
激動の時代に生きて
あのころ、そして今(福田孝子)
心の戦傷(青羽陽子)
兄と李さんとカヤの木と(橋本政子)
母とともに生きて(山崎智子)
「水木」の思い出(永山礼子)
戦火に耐えぬいて(常松奈美江)
ないない時代(山形多美子)
厭戦の思い出(本城谷仁子)
必死に生きた日々(樫村静子)
勿忘草(白土操子)
避難と空腹(田所節子)
戦争の苦しみ(佐藤博子)
忘れられない四十五年前(小野栄子)
疎開(東洋子)
華人のお返し(関なおえ)
終戦前後のわが家(鈴木敏子)
死にもの狂いの日々(川勝秀子)
友の胸中に生きていた戦争(河合満智子)
永遠に平和を(長山千代)
鳩のねがい(水野有利子)
亡き師亡き友を偲ぶ
面影は永遠に若く(進士郁)
早川先生と図書係のこと(皆川和子)
俤は今も顕ちくる(圷和子)
作山綾子さんの想い出(皆川和子)
チイちゃんミイちゃんの悲しい思い出(小池ひろ)
二人の同級生を喪って(宮本清香)
焼夷弾攻撃と幸門幸ちゃんのこと(柴田喜代)
教師の目から
激動の中の教員生活(後藤美佐子)
灰色の鍵盤(鈴木利子)
今なお深い胸の痛み(山本くみ)
座談会 女学生時代を振り返って
資料 日立市爆撃の概要
年表 母校・日立・国内・世界の出来事
地図 日立市被災地概況図
あとがき