世界最強だった日本陸軍
推薦の言葉(渡部昇一)
序文
第一章 ノモンハン
反攻直前の停戦命令
ドイツの背信
コミンテルンの策謀
日本を救ったノモンハンの将兵
追い詰められていたスターリン
ソ連軍を完全に圧倒した日本陸軍
恐怖に震え上がったスターリン
四名の日本兵が三〇〇名のソ連兵を追い立てた
お話にならなかったソ連空軍
日本優位のもとでの停戦命令
ポーランド分割のための陽動作戦
ジューコフ将軍の回想
「恐ソ病」にかかった日本陸軍
破綻した「司馬史観」
高度成長は戦前から始まっていた
第二章 痛恨の選択!北進を断念
独ソ不可侵条約の衝撃
英傑・松岡洋右
「女たらしの売国奴」ゾルゲ
スターリン側近たちの致命的な誤り
痛恨の御前会議
ヒトラーのためらい
「戦陣訓」も真っ青だったスターリン指令
「大粛清」の標的は軍部
『ドクトル・ジバゴ』
ソ連の絶体絶命の危機を救ったもの
左翼思想そのものだった右翼
関東軍司令部爆破計画
満鉄調査部事件
愛国者に豹変した尾崎秀美
天皇を中心にすえた共産主義社会
二十世紀の世界史を変えた選択
第三章 シンガポール陥落
日本陸軍が立てた金字塔
佐伯支隊五〇〇名の戦功
「そんな馬鹿なことがあるものか!」
マレー上陸作戦最大の激戦地
銀輪部隊の活躍
ジョホールバル占領作戦
イギリス海軍の要石、シンガポール
二月十五日、シンガポール陥落
一一〇〇キロを五五日間で制圧
山下奉文中将
「怪傑ハリマオ」の活躍
マレー作戦を成功に導いた大恩人
世界最強の陸軍がなぜ負けたか
第四章 陸軍悪玉・海軍善玉論の大うそ
北進論と南進論
海軍はあくまでも陸軍の側女
山本五十六神話
許しがたい海軍の隠蔽工作
ガダルカナルの悲劇の真犯人
次から次へと嘘をつく
「密林に入ったのが失敗の原因ではなかったのか」
攻勢終末点
アマチュア集団だった日本海軍
「海軍あって国家なし」
「大和ホテル」「武蔵屋旅館」
「戦果ゼロ」を大勝利に捏造
なぶり殺しにされた日本陸軍
死中に活を求めたはずが…
国家が滅びるとき
第五章 世界史を変えた日本陸軍
ヒトラー対スターリン
スターリングラードの地獄
ベルリン市街戦の凄絶さ
ナチスとソ連の違い
ユダヤ人迫害と侵略戦争さえ行なっていなければ…
「死のるつぼは救済のるつぼ」
スターリンの犯罪
ソ連の仲介に望みをかけた日本政府
終戦後も続いた日ソ戦争
なぜソ連は日本侵攻をためらったか
ノモンハンの英霊に合掌するのみ
参考文献一覧