撃墜王ヴァルテル・ノヴォトニー

プロローグ
　
第一章　大空へ
高校を卒業、十七歳で
複葉カデット練習機と共に
筆者の単独初飛行
飛行訓練が進むなかで
メッサーシュミットBf109
　
第二章　事は志に反したが
急降下爆撃機スツーカ熱望
戦闘機にもなじんで
選ばれてメルセブルグへ
叱られてばかりの日々
初撃墜はチャイカを二機
　
第三章　不時着帰還
バルト海をエストニアへ
ドライブして出撃基地へ
飛行日誌と搭乗機のこと
緑色のハートの印
ドイツ空軍戦闘機連隊
　
第四章　ロシアという所
帰省途中に自動車事故
ドイツ軍破竹の快進撃
レニングラード正面に
冬季気象との戦い
無二の友クァックスと共に
　
第五章　スロースターター
戦いは激しくなる一方だが
ホリドー！オイエル・ベンジ
嬉しさあまって大失敗
いわゆる「エース」について
騎士鉄十字章リッタークロイツ
犠牲者と未帰還者と転出者
機種更新フォッケウルフFw190
空軍の配置と第五十四戦闘機連隊
激闘の中で意気高きシュヴァルム
　
第六章　撃墜マシン始動
戦闘機連隊のエキスパートたち
部下の安全を最優先に
遂に達成した百機撃墜
大隊長は二十二歳の中尉
連日の出撃で一五〇機突破
　
第七章　戦闘機隊の猛者も人間
ペットや遊び、スラングなど
個人スコアは二百機を越えた
ラヴォーチキンLa5との遭遇
ドイツ戦闘機パイロットの頂点
総統からの出撃停止命令
出撃回数と撃墜機数
落日の戦場に友が逝く
慌しき年末のスケジュール
　
第八章　世界初のジェット戦闘機隊
連隊長と学校長と操縦教官を兼任
メッサーシュミットMe262
二六二教導飛行隊で搭乗員養成
忙中の閑から部隊新編成へ
アッハマーと補助基地ヘゼペ
長鼻のフォッケFw190ドーラ
　
第九章　戦うコマンド・ノヴォトニー
西部戦線ドイツ本土防空の秋
シュツルムフォーゲル試煉の時
思い出は走馬灯の如く
十一月初めの大空中戦
ウエンデルの実態調査報告
死闘下の空軍参謀総長視察
十一月八日金曜日、全機発進
ヴァルテル・ノヴォトニー未帰還
　
第十章　撃墜王二十三歳の終焉
コマンド・ノヴォトニー解隊
その名誉を永遠に讃えて
誰が撃墜したのか
ノヴィのシュヴァルム
敵にも敬愛され惜しまれて
　
参考引用文献
あとがき