至高の日本ジャズ全史

序章　未知との遭遇―ジャズが日本にやってきた
　
第1章　カルチャーショック―史上最大のブーム到来
喫茶「コンボ」にぞっこん
白熱する銀座クラブ合戦
JATPがやってくる!
ビッグフォーその後
　
第2章　椅子取りゲーム―本家アメリカのお墨付きは?
いきなり世界デビューの秋吉敏子
「コンボ」から「モカンボ」へ
モダンジャズのカオスに溺れて
ジャズアカデミーと新世紀音楽研究所
　
第3章　ファンキーブーム―それはフランス経由でやってきた
アメリカへ行く人たち
世の中、ファンキーでいこう!
草月とジャズと前衛芸術
　
第4章　"モード"の時代―アイデンティティ追求へ向けて
ファンキーとモードをめぐって
モードと前衛ジャズとドルフィーの関係
モンク、もんく、モンク
トレーンに移入し、トレーンと併走し
麻薬の代償に泣いたエルビンと後日譚
フリーの騎手、オーネットとセシルに学ぶ
　
第5章　発想の転換―やっと答えが見つかった
震源地はシャンソン喫茶の「銀巴里」
ミュージシャン自らの手でギャラリー開設
ギャラリーで起こった二つの奇跡
潮流は銀座から新宿へ
倒立した三角形が表わすもの
　
第6章　テイクオフ―異種格闘技の密林(ジャングル)を抜けて
山下洋輔の擬死再生
芝居と詩と映画との複雑な交配
病気と地獄と裏切りの季節
山下の復活と七〇年安保の影
ジャズからの離脱とそのわけ
　
第7章　目下飛行中の日本ジャズ―菊地成孔との対談
新旧鬼才対談～前半戦
新旧鬼才対談～後半戦
　
おわりに