戦後食糧行政の起源
- サブタイトル
- 戦中・戦後の食糧危機をめぐる政治と行政
- 編著者名
- 小田 義幸 著
- 出版者
- 慶應義塾大学出版会
- 出版年月
- 2012年(平成24年)12月
- 大きさ(縦×横)cm
- 22×
- ページ
- 312p
- ISBN
- 9784766420005
- NDC(分類)
- 611
- 請求記号
- 611/O17
- 保管場所
- ハングオール
- 内容注記
- 文献あり 索引あり
- 昭和館デジタルアーカイブ
序章
第一章 岐路に立つ食糧行政
-昭和一四年の朝鮮大旱魃発生をめぐって-
はじめに
朝鮮大旱魃の発生と農林省の初動対応
食糧行政をめぐる利害対立の表面化
農林省主導による流通統制の展開
荷見次官の更迭
おわりに
第二章 食糧管理体制の構築とその動揺
-太平洋戦争前後の食糧行政-
はじめに
戦時食糧行政への転換
「戦時食糧省」食糧管理局の発足
脆弱化する日米開戦後の食糧管理体制
おわりに
第三章 戦時期食糧問題と政府の啓蒙活動
-国策グラフ誌『写真週報』を中心に-
はじめに
供給不安の払拭と節米意識の浸透
全国民への食糧増産奨励と戦時食生活の浸透
国民皆農と自力更生の徹底
おわりに
第四章 占領初期の食糧管理強化をめぐる政治過程
-食糧緊急措置令の施行-
はじめに
供出不振打開をめぐる東久邇・幣原内閣の対応
食糧管理局主導の食糧管理強化
食糧管理強化に対する新興政党の批判とその変容
難航するGHQ内部の意見集約と食糧緊急措置令の施行
おわりに
第五章 食糧管理強化への合意形成
-食糧緊急措置令事後承諾をめぐる政治過程-
食糧緊急措置令の存続と農林省の対応
帝国議会の審議と高まる農林省批判
「空白の一カ月」と事後承諾に至る顛末
おわりに
第六章 占領初期の食糧管理と新聞報道
はじめに
農家・消費者に対する自制と戦時生活継続の要請
供出不振と政府・農家に対する批判の展開
強制買い上げ措置に対する批判的論調とその変容
大衆示威運動の賛否をめぐる論議の沸騰
相互扶助・挙国一致による危機打開の機運醸成
おわりに
第七章 占領初期の食糧輸入実現をめぐる交渉過程
はじめに
食糧危機に対する日本政府・GHQの楽観的見通し
食糧輸入実現をめぐるGHQの慎重姿勢とその変容
食糧輸入交渉の決着
おわりに
第八章 幣原内閣期における食糧管理体制再構築への模索
-食糧対策審議会における論議とその帰結-
はじめに
食糧対策審議会開催に至る経緯
緊急食糧対策をめぐる論議とその帰結
食糧に対する統制強化策の決定
おわりに
文献一覧
図版一覧
あとがき
索引
資料の利用については4階 図書室のご利用にあたってをご覧ください。
- 担当:
- 図書情報部 図書係
- 電話番号:
- 03-3222-2573
- FAX:
- 03-3222-2626

