図書ショウワ コウキ ノ カゾク モンダイ000056365

昭和後期の家族問題

サブタイトル1~10
1945~88年、混乱・新生・動揺のなかで
編著者名
湯沢 雍彦 著
出版者
ミネルヴァ書房
出版年月
2012年(平成24年)9月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
356,6p
ISBN
NDC(分類)
367.3
請求記号
367.3/Y99
保管場所
開架一般
内容注記
索引あり
和書
目次

まえがき

序章 家族をとりまく時代の流れ
混乱と改革のとき
生活向上と新生のとき
経済成長下の家族の動揺

第1部 終戦直後の混乱と改革-一九四五~五〇年
混乱と窮乏のなかで
飢えの苦しみとヤミ市
清算する夫婦たち
アプレと老いらくの恋
集団見合いと恋文横丁
戦争孤児のゆくえ
翻弄される小学生
夫婦は同権、親子は平等
憲法・民法の大改正
歓迎の声と庶民の心配
家庭裁判所の誕生と効用
均分相続と農家のとまどい
家族関係の現実
揺れる農業家族
逆転した嫁と姑の立場
協議離婚に泣く女性
親と子のいさかい
荒れる年長少年たち
『山びこ学校』と農家の暮らし

第Ⅱ部 生活向上と新生のとき-一九五一~六五年
戦後からの脱出
暮らしは低く、思いは高く
ラジオと映画の楽しみ
病気への挑戦
ベビーブームと中絶の横行
売春防止法の成立
特需景気と家計
「ひととき」欄にみる暮らしの明るさ
家庭をとりまく明るい変化
レジャーの拡大
『三丁目の夕日』の評判と作為性
小津映画の家族表現
うしろ側の生活問題
近代家族は生まれたか
三種の家族調査
「わたしとあなた」調査の先進性
昭和四〇年前後が転換の時
経済成長と近代家族の誕生

第Ⅲ部 経済成長下の家族の動揺-一九六六年~八八年
揺らぐ伝統的な結婚観
結婚を避ける若者たち
打開が難しい結婚観
結婚難を知らない地域
老人問題の始まり
不遇な子をどう救うか
要保護児童数万人のゆくえ
菊田医師事件と特別養子制度
子奪い合い紛争と人身保護請求
子捨て・子殺し報道の行き過ぎ
国際婦人の一一年と家族
昭和四五年前後の婦人問題
格差を埋める法改正
婦人問題の過半数は家族問題
家庭科教育の是正と婦人年の意義
家族を揺さぶる波風
ある老人の生き方
父の子育て
嫁と姑の争い
妻の自立
ニューファミリーの出現
「家」の墓か個人の墓か
戦後昭和で家族はどう変わったか
家計の向上と底辺の家族
法律的側面の前進
拡大家族か核家族か
一般庶民が考える家族論
家族不安感の克服に向けて
マスコミ報道と家族崩壊論の高まり
家族と離れて暮らす人は急増したか

あとがき
索引