ドキュメント昭和天皇　第４巻

第一章　東条放逐
厭戦　揺らぐ東条の自信　暗殺計画　「聖断」の発案　翼政会の離反　御信任は去った　暗闘　東条を潰せ　失脚　「国体護持」
　
第二章　決戦への幻想
「大東亜戦争の目的完遂に努むべし」　定見なき人選　小磯・米内連立内閣へ　戦意衰えぬ天皇　「今度は大変骨が折れた様だが」　国民の怨嗟と不安　大本営移転計画　ドイツの敗走　決戦方針の允裁　疲弊する戦力と国力　最早能否を超越し国運を賭して　最高戦争指導会議の設置
　御質問なかりき
　
第三章　「戦局ノ危急」
虐殺と玉砕　皇国ノ興廃繋ツテ今日ニ在リ　前哨戦　対ソ工作　「帝国の弱みを見せることに」　尾崎利用計画　延安の活気　日本人反戦同盟　「戦局の後始末の研究」
　
第四章　連合艦隊の潰滅
十・十沖縄空襲　対馬丸　強姦掠奪の所為は断じてなさざること　これが自国の軍隊か　幻の大勝利　握り潰された電報　「敵撃滅に邁進せよ」　決戦輿論指導方策　私は帰ってきた　連合艦隊の出撃　戦艦武蔵の撃沈　天佑を確信し全軍突撃せよ　連合艦隊の潰滅
　
第五章　特攻
特攻の仕掛け　最愛のKAのために　“狂気”の除幕　「しかしよくやった」　特攻の組織的研究　反対する陸軍飛行士　大本営の狙い
　
第六章　天皇の動揺
偵察飛行　スターリンの対日非難　革命記念日の処刑　最後の「嘉賞」　空襲の本格化　レイテ敗退　非常時の四方拝　富永軍司令官の逃亡　高まる天皇の不安　本土決戦方針　マニラ陥落　艦と共に戦死して頂くことも　ミカド・マスト・ゴー　幻の天皇出家計画
　
第七章　ヤルタ
早春のヤルタ　対日参戦の代償　密約　まだ生きて子はたたかふらむか　天機奉伺　「何か成案はあるか」　「もう一度戦果を……」　日本バドリオ事件
　
第八章　首都炎上
「努力と神力によって」　東京大空襲　連続する都市爆撃　戦災地の視察　仏印の「独立」　「繆斌は早速、本国へ帰せ」　鈴木貫太郎　「まげて承知してもらいたい」　日ソ中立条約の不延長通告
　
資料注記