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魂還り魂還り皇国護らん

サブタイトル1~10
沖縄に散った最後の陸軍大将牛島満の生涯
編著者名
将口 泰浩 著
出版者
海竜社
出版年月
2012年(平成24年)7月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
222p
ISBN
9784759312461
NDC(分類)
289
請求記号
289/U93
保管場所
閉架一般
内容注記
牛島満の生涯と当時の世界の動き:p222-221 主な参考文献:p222
和書
目次

序章 摩文仁の丘
第三十二軍司令部終焉の地
日本軍の激烈な反撃
牛島の生涯の終わりと終戦
英霊が守り抜いた日本
 
第一章 武人への道
維新の遺人を輩出した加治屋町
薩摩隼人の土台作り
突撃号令「チェスト行け!」
外見は茫洋として中身のある薩摩隼人の典型
幼少期から陸軍エリートとして純粋培養される
鹿児島時代とは比べものにならない熊幼の日常
繊細と厳格、情味がほどよく調和した人柄
二十期の三羽ガラスと称され陸士を卒業
容姿端麗で聡明な新任少尉
多士済々、互いにしのぎを削る
 
第二章 いざ戦地に立つ
目配り気配りの牛島にふさわしい初陣
部下から愛されるユーモラスな指揮官
唯一の陸大卒将校として中学校へ配属
若き配属将校にあこがれる生徒たち
母校を去る日、陸軍中将を約す
 
第三章 北満のおやじ
「昭和維新」を掲げた二・二六事件
頭号連隊の名誉回復を任される
隊の雰囲気を明るくする部下思いの行動
偉大なる哉、人格の力
 
第四章 チェスト行け部隊
日中戦争の発端・盧溝橋事件
支那軍討伐へ出征
次々と敵陣地を占領する「チェスト部隊」
師団長よりも現場を知る部下を重んじる
勇名轟かす疾風怒濤の牛島旅団
軍規粛清の徹底
南京総攻撃を前に…
陸海軍の南京入城
 
第五章 日米開戦
満州で聞いた対米開戦への驚愕と落胆
清水鉄男との再会
国の行く末を危惧する牛島
東條の命令を拒否「私が責任を取る」
教え子の戦死の報と、候補生への訓示
 
第六章 沖縄決戦前夜
二本立て進攻作戦で迫る米軍
サイパン島陥落で関東一円に断続的な空襲
新作戦「捷号作戦」に着手
決死の将兵を前にした初めての訓示
激しい非難もあったが疎開を断行
沖縄占領を目指す史上最大の攻略作戦
 
第七章 日本軍の迷走
暴れん坊と朴念仁、対照的な二人の参謀
牛島と長は指揮官と参謀の理想像
根本的戦略を欠いた大本営
軍と県民の結束を強めた牛島の慈愛
将来を担う老幼婦女子を島内疎開
「持久戦」の陸軍と「最終決戦」の海軍
 
第八章 死闘
米軍襲来「本島上陸間違いなし」
長男に宛てた最後の手紙
米軍による空前の沖縄上陸作戦
戦略持久か、積極攻勢か
部下の意見を重んじ攻勢決断
 
第九章 特攻
あくまで沖縄を最終決戦場とする海軍
帝国陸海軍史上最大の航空作戦カミカゼ
一億総特攻の先駆け
「大和」に乗り込むということ
戦艦「大和」蒼海に沈没
 
第十章 撤退
一ヵ月で五キロの前進しか米軍に許さず
最初で最後の叱責
「戦略持久」のため南部撤退を決断
軍の撤退は戦術としては正答だったが…
海軍は日本軍人らしく玉砕を選択
 
終章 玉砕
手榴弾の破片が残る海軍司令壕
沖縄県民斯ク戦ヘリ
最後の召集と自決
衰えぬ日本と住民の士気
降伏勧告と米軍最高司令官の戦死
最後の命令
 
牛島満の生涯と当時の世界の動き
主な参考文献一覧